日本代表、土俵際で踏ん張る。 日本2-1オーストラリア。

 カタールWC・アジア最終予選の第4戦、日本代表はオーストラリア代表と対戦した。


日本の出場メンバー。

 もしこの試合を勝てなければ、森保監督を更迭、FC東京の長谷川監督が後任として検討されていると、日刊スポーツから報道があった。 監督交代は当然そうだろうと思ったけど、長谷川監督というのも如何なものか?

さて、さすがの無策の森保監督も布陣を4-2-3-1から4-3-3に思い切って変えてきた。
4-3-3は、試合で試したことがあったかな?思い出せない。 わずかにあったような気もするのだが、いずれしても思い切った策。 やっと動いたな。 インナーを守田と田中碧でアンカーを遠藤航の布陣。
柴崎の代わりに田中碧を起用しろと思っていたのだけど、さらに守田まで起用、しかし4-3-3なら中盤はこのメンバーだな。 守田と田中碧は、フロンターレで十八番の布陣で、経験豊富、遠藤航はアンカーでもやれるからね。 守備力が高いから。 あと、守田と田中碧は元々守備的ボランチ出身だから、前から強いプレスをかけられるという利点がある。

2度ほどまあまあのチャンスがあった後、前半8分、南野がPA左角付近から逆側にいた田中碧にクロス、相手にわずかに触れられながらも、田中へ。田中は正確にトラップし、ゴール左隅へ正確に蹴り込んだ。 素晴らしい落ち着きで、シュートを決めきった。 この後、相手GKライアンが好セーブを連発しただけに、ライアンが全く触れない位置に蹴り込んだのは大きかった。 実は、この前に伊東 純也が相手GKに猛然とプレスをかけた場面があって、その流れで相手ボールを奪ってからの攻撃だった。 あの伊東のプレスは効いた。

さらに、前半35分、遠藤が中盤で激しいプレッシャーを掛けてボールを奪取、大迫へ絶妙なスルーパス、いいトラップからドリブルで仕掛けて、フェイントを入れながら最後シュートを放つが、枠の左へと外れてしまう。 絶好のチャンスだった。
シュートまでのプレーは良かったが、肝心のシュートがダメだったな。
さらに、前半37分、長友が南野とのワンツーで抜け出してセンタリング、中央に大迫が走り込むが、惜しくも合わず。
これは、惜しかったな。

逆に、前半41分、吉田のサイドテェンジのパスが無理やりでそれをカットされて、ピンチにうまくPA内でワンツーで侵入されて、最後タガートがPA右からシュートを放つが、権田がわずかに触って、右ポストに当たって、その跳ね返りをシュートを打たれるが、酒井が体を張って、ブロックする。

前半は、1-0で終了。 チャンスが多かっただけに2点取りたかったところだった。
相手のビルドアップのパスを中盤でカットして奪うプレーが何度もあり、絶好のショートカウンターがあったのだが、そこからの攻めもイマイチ遅かったし、チャンスをものに出来なかった。 ただ、そういう場面が出来たのも、中盤を守田・田中碧・遠藤航とボール奪取力が高く、そこそこ攻めれる選手達で構成したからだ。

後半、オーストラリアはロングボールを多用してきた。
後半20分、長友が不用意に前に出て、裏にパスを出され、ボイルが右サイド奥深くからセンタリングではなく、マイナスに折り返したのに、フルスティッチが走り込んできたところに、守田がスライディングして、倒してPKの判定。 しかし、VARでPA外と判定され、FKに変更。 PAのすぐ外で返ってシュートを打ちにくかったんだが、フルスティッチが左足で強烈なシュートを放つと、ボールはクロスバーに当たってゴールへと吸い込まれた。 これは、凄いシュートだった。 どうしようもない。 これで1-1の同点。
ヤバくなった。

後半31分、GKからのパスをカット、素早くパス回しして、PA右で伊東がシュートを放つが、ライアンがセーブ、その跳ね返りを遠藤がダイレクトでシュートするも、それもライアンがセーブ、その跳ね返りを田中碧がダイレクトでシュートを放つが、うまくミート出来ず。

そして、後半41分、吉田が自陣からラインの裏へロングボール、それを浅野が絶妙トラップで足元へ、PA左に侵入して、シュートを放つと、DFの足に少し当たったのかな、高く上がるが、ライアンがそれを何とか触りるも後ろに流れて、右ポストに当たって跳ね返ったのを、戻ったベヒッチがゴールライン際でクリアしようとするもゴールに押し込んでしまい、オウンゴール。 日本の選手も2人詰めていたので、あれをクリアするのは、なかなかむつかしかったと思う。
歓喜のゴールだった。
この後、何とか逃げ切った。

待望の勝利。
日本が積極的にプレスをかけ、積極的に攻めたのが良かった。
これが、日本の実力。 本当なら3点ぐらい入れてないとダメだけど、相手GKも良かったからなあ。
勝因は、森保監督が思い切って、システムを4-3-3に変更し、勢いを出せる若手田中碧を起用したことだな。
若手はやらかすこともあるが、勢いも出せる。 ここは勝負するしかない所。
これで、森保監督が勝負する積極采配を打つように変われるかどうかが、大きなポイントだな。
これで、勝負師に変われるのか、元の慎重居士に戻ってしまうのか?
兎に角、周囲に配慮しすぎている。 そいうのを捨てて、勝つための采配をしろと言いたい。
岡田元監督なんて、三浦知良をフランスWCメンバーから外したんだぞ。 南アフリカWCでは、中村俊輔をスタメンから外した。 勝つために非情な采配をした。 その覚悟を持てと言いたい。 能力はないことはないと思う。

兎に角、大きな勝ちだった。 これで残り全勝すれば、2位に入れるだろう。
その力はあるんだから。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
「関連コンテンツとスポンサーリンク」

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする