ガンバ、納得の負け。 G大阪1-2仙台。

 J1第23節、ガンバ大阪はアウェーでベガルタ仙台と対戦した。


出場メンバー。
渡邉千真をいきなり使って来た。 小野瀬も初先発。
まだ、三浦を右SBで使うんだな。 一時的な物と思っていたんだが。

 出だしは五分の戦い。
前半18分、仙台がゴール前へのクロス落として西村がGKと1対1になる。 余裕があって、絶体絶命のピンチだったが、間合いを詰めた東口が、右足でシュートを防ぐ、ビッグセーブ。
東口劇場の幕開け。
前半27分、高が浮き球を反転しながら前へ出して、抜け出すと、縦へスルーパスを出す。 渡邉千真が抜け出して、左足でシュートを蹴り込んだ。 千真がいきなりやってくれた。 確実に蹴り込んでくれた。 安定感があるな。
高がこんなに巧いとは思わなかった。
自陣ゴール際でちょっとやりにくい位置だったが、相手の足にボールを当てて外に出したり、ちょこちょっと、おっと思う巧いプレーをしていた。 広い範囲を動くようになっているし、段々成長していっている。 井手口レベルは無理だとしても、楽しみだね。

 仙台は時々鋭い攻撃を見せるが、得点ならず。
東口がプレッシャーを与えている。 西村のシュートのビッグセーブを見て、いいシュートを打たないとと皆力んでいた。
これは、ゴール前の混戦からじゃないと、失点しないなと見ていた。
前半は1-0で終了。

 後半、圧を強めてきた仙台。
後半9分、仙台が左サイドから低いクロス。奥埜がヒールで後ろに浮かす。 倉田がヘディングしようとするが頭の上を越えて、フリーの西村へ。 ゴール前中央にいた西村が、余裕でゴールに蹴り込んだ。 さすがに東口でもどうしようもない場面。
速い時間に追いつかれたなと思っていたら、
後半12分、仙台が左サイドでフリーの関口にパス。 関口が右足で鋭いクロス。 阿部の前に入り込んだオジェソクの頭に当たってゴールに入った。 味方のシュートも難易度が高い。 どうしようもない。
もう、逆転された。 きついな。
この後、オジェソク⇒藤春、遠藤⇒藤本と交代して、反撃に出ようとするが、仙台のボール際に強い守備やセカンドボールの拾いで負けて、チャンスをあまり作れなかった。
後半35分、ガンバが敵陣中央から無回転の強烈なミドルシュートを放つが、シュミットに弾かれる。
誰が打ったんだ、小野瀬か?と思ったら、高だった。 やるじゃないか。
一番のチャンスは、倉田がうまく抜け出して、GKと1対1になるも、逆コースを狙ったため、シュミットの足先に当たってしまう。 ニアがわりと空いていたんだが。
このまま1-2で終了の逆転負け。

 内容は仙台に押されていたし、実力負け。
今までは、それでも終了間際で追いつかれたりして、悔しさがあったのだが、早目に逆転されてしまうと、変に納得がいくな。
それにしても、サイドからやられ過ぎ。
オジェソクや三浦をSBに使って、守備を固めているつもりだろうが、効果がない。
簡単に数的優位を作られている。 ガンバのSBに攻撃力がないので、後ろのケアを心配することなく、相手がどんどん上がってくるのだ。
だから、簡単にセンタリングを上げられてしまう。
さらに厭らしいのが、サイドの少し後ろ内側にフォローに入られて、そこからも攻められる。 ゴールにより近い分ピンチになる。
相手が3バックで高い位置にサイドハーフを置くシステムというのもあるが、札幌・仙台と散々にやられたよ。
藤春・米倉のSBで攻撃力を高めて欲しいね。
オジェソクや三浦では、守備は少しマシになるのかも知れないけど、マシなぐらいだよ。
攻撃は最大の防御と言うくらいで、攻める姿勢が相手の攻撃を弱めるからねえ。

 遠藤は、中3日ではきついよ。
運動量は少なかったし、パスやCK・FKの精度が低い。 同い年の中村 憲剛と同様、後半途中までの起用にすべき。

 正直、何が悪いんだろうと考え込んでしまう。
GK東口がいて、三浦・ファビオといるのに失点がそこそこ多い。
得点も少ない。 1点は取っているんだけどね。
セットプレーからの得点が少ないと解説者が言っていた。 クルピはあまり練習をやってなかったんだろうな。
宮本監督もそこまで手が回らないんだろうが。

 まあ、他の下位チームも負けてくれたので、良かった。
何か、情けないが熾烈な降格争いが繰り広げられそうな気がする。

 

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