大阪ダービー、熱戦を分ける。 G大阪1-1C大阪。

 J1第26節、ガンバ大阪はアウェーでセレッソ大阪と対戦した。


出場メンバー。

大阪ダービー、というより熾烈な2位争い。
中2日のガンバがどこまで頑張れるか?

前半立ち上がり、セレッソにボールを支配される。
しかし、前半32分、小野瀬が浮き球のパス、パトリック胸トラップからマテイヨニッチをかわし、再度の胸トラップから中央へパスを出すと、ゴール前に入り込んできた井手口が左足でシュートを放つと、綺麗にゴール左に決まった。
押されていたガンバが先制。 どこにでも顔を出す井手口の凄さだね。
しかし、直後の前半34分、丸橋のFKが、マテイヨニッチを越えて、後ろの木本がダイレクトでシュート、クロスバーにはじかれたのを、豊川が頭で押し込んだ。 1-1の同点。
さすがの東口でも防げなかったかと、リプレイを見たら、どこにでも顔を出す井手口がゴール前で体を投げ出して、東口に当たって、東口が自由に飛べなかった。 シュートコースを見たら、もし井手口に邪魔されなかったら、東口は弾き出したと思う。 井手口の抜群の反応があってのプレイなので、しょうがないんだけどね。

さらに、前半40分、豊川が右サイドでDFを振り切ると、中央へマイナスのパス、清武がスルーして、藤田がフリーでシュートを放つが、枠の外。 助かった。
今度は、ガンバ、前半41分、PA中央手前で宇佐美がDFの間を抜け出そうとする所に、小野瀬が絶妙のパス、宇佐美が抜け出して、シュートを放つがGKにファインセーブされた。
宇佐美にキレがない。 と思っていたが、わかった、プレーが慎重すぎるんだな。
流れるようにプレーしないと。カウンターとか特に宇佐美の所で攻めが遅くなる。
何やってんだと思っていたが、ボールを大事にしすぎているんだと思う。
もっと流れるようにプレーしないと。 慎重にしなくても正確なのが、宇佐美。 取り戻してくれ。

このまま、1-1で前半終了。

後半、立ち上がりはガンバが押していたが、
後半13分、足を痛めたキムヨングォンに代えて、三浦を投入。 怪我明けの初のベンチでいきなり。
後半25分、清武がドリブルでPA手前左に侵入、柿谷とのワンツーでGK前へ、シュートを打たずに右へパス、奥埜がシュート放つが、井手口が体を張ってブロックした。 清武がオフサイドの判定。
ここでも井手口が驚異の動きを見せる。 井手口は清武を止めようとして、ワンツーで振り切られた。 すると、すぐさまゴール前のカバーに走ったんだよな。 そして、そのまま反対側のゴールポストまで走って、体を投げ出して、シュートブロックした。 これは、凄い。 ワンツーで振り切られても諦めずにゴール前にカバーに走った執着心・スタミナ・反応の凄さ、恐るべし井手口。 山本なんか、最初の清武のドリブルで交わされた後、ちんたら歩いていたからな。
後半37分、松田が後方から長い距離のスルーパス、PA右へ走り込んだ柿谷が受けるが、ついていた三浦がクリアする。
三浦のスピードが勝った。 その前にも三浦のスピードでピンチを防いでいた。
三浦が入って、かえって良かったんじゃないかな。

そして、このまま1-1で試合終了。

熱い戦いが終わった。
手に汗握るとても面白い試合だった。
今までセレッソ相手にダービーと思っていなかったけど、これはダービーだなと思った。
ガンバにファウルが多かった。 珍しく荒っぽかった。 ダービーのなせる業だな。
特に、福田。 気合が入っていたね~。 2枚目のイエローを貰いそうなんで、途中で宮本監督が藤春に代えた。
坂元とやりあっていた。 抜かれた場面もあったけど、抑えてもいた。 構えるだけでなく、積極的にボールを取りに行くんだよなあ。 後姿を見せた時なんかに。
去年、福田押しになって、U23代表に選ばれたのは良かったんだけれど、なぜか試合に使ってもらえず、勢いがそがれた感があった。 その流れで、今年はイマイチだなと感じていたけど、SBに慣れて、またぐんぐん良くなってきた。
若手が成長する姿を見るのは、ホント楽しいなあ~。

パトリックの調子が上がって来た。
アバウトなハイボールばかり出されて苦労してたけど、最後のシュートの所だけでなく、ポストプレーが良くなってきた。
井手口へのアシストと言い、宇佐美の決定機に繋がる1つ前のパスと言い、チャンスも演出している。
プレー時間が増えて来て、余裕が出てきたからかな。 

それにしても、凄いのは井手口だな。
中2日で、あの運動量と動きのキレ。
「酸素タンク」と呼ばれたマンテェスターユナイテッドのパク・チソンといい勝負してるかも。
パク・チソンのマンUでのプレーぶりをあまり見たことがないので、比較出来ないのが残念。

三浦が戻って来たのは、嬉しい限り。
スピードがある所も見せてくれたね。 三浦のスピードをこれまであまり意識したことがなかったんだけどなあ。
三浦じゃなかったら、危なかったかもしれないピンチが2度ほどあった。
久しぶりで、俊敏な反応が出来てなくて、ファウルも2回あったけど。
菅沼もいいプレーしてるし、ヨングォンが心配だけど、じっくり直すべきだね。

ガンバにファウルが多かったので、セレッソのロティーナ監督がインタビューで泣き言を言うかなと思っていたら、冷静なコメントに終始していたな。 いつも苦行僧のような辛そうな顔をしていて、ダービーとはこんな物と、悟っているのかね。

ガンバにとって、この引き分けは十分。 勿論勝ちたかったけど。
セレッソと勝ち点3差をキープ出来た。

激しい戦いで、反動が来そうだけど、次は中1週間になるから、回復できる。
次の神戸戦はチケットを取った。

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