ガンバの個人成績を分析する。 第1Q終了。

 ガンバは、11試合を終え、第1Qが終了した。 
ガンバのチームに続いて、ガンバの個人成績を分析したいと思う。

チーム成績は、

今回は、Football Labのデータを用いてみたいと思う。
「Football LAB」オリジナルの選手評価指標スコア「チャンスビルディングポイント(CBP)」を用いているのが特徴。
CBPとは、「選手が試合を通じてどれだけチャンス機会を構築することができたか」を独自のロジックにより数値化した指標で「シュート機会への貢献」という観点での評価に軸足を置いている。


90分当たりの各項目のCBP

一番上の欄の数値以上の値を黄色にしている。
この数字は、Jの上位30位くらいの数値。 大体、攻撃的選手は、J1全体で5人*20チーム=100人と考えれば、上位30%に入る数値、実際には上位40%くらいのイメージかな。
出場時間が短いと、値が大きく出る傾向があるので、その時は参考程度の数値。

まず、出場時間を見れば、東口の100%はいいとして、昌子・三浦の100%出場は問題があると思っている。
例えば、昌子が浦和戦で田中相手にスライディングでボールを奪いながらも、奪い切れずに相手に渡したのも、そういう際どい所に疲労の蓄積が出たと思っている。 三浦は明らかに調子を落としていると思う。
次いで、井手口の84%、井手口も並みの活躍で、スーパーぶりを発揮できていない。
黒川が75%、宇佐美が74%。 黒川も浦和戦でお疲れ感を感じた。
38~63%は、3/8~5/8で適正な数字で、ローテーション起用されている。

(GK)
東口がフル出場している。
相変わらず、凄いシュートストップをしている。 失点は、どうしようもない状況から入れられているので、仕方がない。
失点に関しては、ノーミスだな。
注目すべきは、パスのキックが非常に安定したことだ。
以前は、どこに蹴っているんだというのがママあったが、今年は記憶にない。 イライラした記憶がないのだ。
これは、凄いことだ。 GK東口が完成されつつあるように思う。

(CB)
昌子がさすがのプレーをしている。 特に楔のパスへのボール奪取が凄い。 やっぱり違うなというプレーぶり。
酷使されているので、怪我がぶり返さないか心配だ。
三浦は、酷使で調子を落としている。 キャプテンの重責もあるだろうし。
昌子も三浦も、CBPの奪取と守備でまずまずの数値を出している。
佐藤瑶大は、ある程度やれるんじゃないかと期待していたら、初戦はまずまずだったけど、右SBとは言え、川崎戦はスピードのなさを露呈して、ボロボロだった。 まあ、しっかりとパスは出せていたので、どれだけ巻き返せるかだね。
菅沼は、去年やれる所を示したのに、まだ全く起用されていない。 宮本監督は、去年までは良く使っていて、信用してるなあと感心してたんだけどなあ。 不可解だ。
ヨンゴォンも全く出ていない。 ベンチにすら入っていない。 日韓戦に出てたのに、怪我でもしたのか?コロナで情報が入ってこないからなあ。

(SB)
藤春が怪我して、黒川が代わりに出てから、ポジションを掴んだ。
出るたびに、自信を掴んだんだろう、プレーが良くなっている。 プレーに切れがある。
ドリブルもそこそこやれている。
CBPの攻撃・パス・クロスでいい数値を出している。
左足しか使えないみたいなので、研究されて対処されると、限界が来るだろう。
高尾の怪我は痛い。
小野瀬を右SBでも使って、さらに酷使したのは、まずかった。 怪我につながった可能性もある。
福田は、あまり使われていない印象なんだが、そこそこの時間試合に出てるな。
色々なポジションで便利使いされていて、力を発揮できていない。 黒川も疲労が出始めてきているから、黒川とターンオーバーすべきだと思うけどな。

(ボランチ)
井手口は、スーパーな運動量が消えた。 CBPで奪取しかいい値を出せていない。
うまく休ませたい所。
山本悠樹は、CBPで攻撃・パス・奪取でいい値を出せている。 司令塔ボランチとして要求されるものは出している。
センスは相変わらずいいし。 しかし、昨年と同程度で、さらなる成長を見せてはいない。
チュ・セジョンは、山本悠樹と同じような感じ。 サイドチェンジのパスが素晴らしい。
守備がもっといいのかと思ったら、そんなことはなくて、明らかに司令塔系のボランチだな。
慣れれば、もっとやるだろうとは思う。
矢島は、CBPでいい値を出しているのが信じられない。 限界を感じるなあ。
奥野 耕平は、最近アンカーや右SBで起用されている。 色んなプレーで成長を感じられる。 まだまだだけど。 21歳かあ。

(SH)
小野瀬は酷使されて、怪我した。
倉田秋は、安定してるけど、得点に絡んでいないからなあ。 ダメということになるな。
チアゴ アウベスは、ダメだな。 ドリブルも大したことない。 大体が、鳥栖でも大して活躍してなかった。

(FW)
宇佐美は、いいシュートを打っているけど、ミドルシュートなので、よっぽどいいシュートを打たないと、点にはならない。 昔の宇佐美の得点パターンを思い出せないんだけど、キレとスピードのあるドリブルでDFを抜いて、シュートを打っていたような気がする。 そのドリブルがさび付いて来たのが原因かなあ。 だとしたら、苦しいな。
ゴール前に入る動きが良くなるか、後ろに下がるかしかなくなる。 SHをやれるほどの運動量や守備力はないな。
パトリックは、点が取れていないだけで、ポストプレー等は普通かな。
ただ、フィジカルのある外人DFが増えたので、通用しなくなってきているのかもしれない。
レアンドロ・ペレイラは、ダメダメだな。 何をやってもダメ。 広島のころからいいイメージがない。
どうやって15点も取れたのかな?
一美は、1点取った。 そこそこやれると思うんだけど、パトリック・ペレイラ・一美は同タイプ。 一緒には使えない。
ペレイラは諦めて、パトリックと一美でローテーションするべきだと思うな。 一美を育てるつもりで。
スピード系のFWを取らなかったのは、フロントの失態。

最後に宮本監督。
1勝、3得点しか出来なかった。 昨年、アデミウソン不在からより顕著になった得点力不足を解消出来るどころか、より酷くなった。 コロナによる活動自粛が大きく効いて、それを跳ね返すだけの実力もなかった。
相手に対応する采配が主で、ガンバのサッカーを作り上げることが出来なかった。
これだけ酷くなると、流れを変えないことにはどうしようもない。 監督解任はしょうがないこと。

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