見えてきたガンバの未来。 ボランチ。

 ガンバ大阪の不動のボランチ、遠藤 保仁(39)と今野 泰幸(36)、二人とも大ベテランになった。
長谷部 誠(35)がフランクフルトでリベロで大活躍、信じられないことにブンデスで一番のDFと評価され、キャリアのピークを迎えている。
アンダー世代の日本代表の世界での戦いを見るにつけ、日本人はフィジカルの成長が遅く、世界との比較の中では、全体的に晩成なんじゃないかと思い始めている。
大分のワントップFW藤本憲明が、大活躍しているが、29歳だ。 遅咲きも遅咲き。 移籍の機会とか、見出されていなかったとかもあるんだろうが。
日本人は、晩成な分、高齢までプレーし続けられると考えていいんじゃないだろうか。
ということで、遠藤も今野もまだやれるだろうが、チームとしては、後釜を見つけておかなければならない。

さて、J1第4節、ガンバ大阪はアウェーで川崎フロンターレの出場メンバー。

ボランチは、倉田 秋(30)と高 宇洋(20)のコンビだった。
「アデ(アデミウソン)筆頭に全員が戦っていた。そのおかげで俺らが(パスコースを)制限できた。ただ試合前に(高と)2人で話して“核になろう”と。守備を2人で全部やるくらいの気持ちだった」と倉田が試合後語っていたそうだ。
一瞬、?と思ったが、ガンバTVでグループ自主練をしていた倉田を慕う選手たちの、鍋をつつきながらのトークがあった。 その中に高がいたのを思い出した。 仲?がいいんだな。
倉田 秋も30歳でいい歳なんだが、倉田をボランチに下げるという選択肢があった。
倉田には、キレのあるドリブルがあるので、ボランチには勿体ないが、今後年齢とともにキレが落ちていくだろう。 そうなった時は、ボランチが相応しくなるんじゃないだろうか。
ガンバは、元U―19スペイン代表FWダビド・コンカ(22)を獲得した。
移籍の噂のあるウィジョの後釜という噂もあるが、プレーヤー的に倉田と被るし、控えには中村敬斗を置いて育てたいので、どうかな?と思った。
しかし、倉田をボランチに下げるということも見据えての獲得ということなのかも知れない。
宮本監督と松波強化部長が目をつけていたそうだが、そういう視点もあるのかもしれない。

本来の遠藤の後釜は、矢島 慎也(25)か市丸 瑞希(21)だ。
どちらかがやれれば、それでいいんだけど、二人ともブレイクの兆しが見えないな。

今野の後釜は、高で問題ない。 高は成長して、やれると思うよ。 
その後ろには、奥野 耕平(18)という期待の若手もいるみたいだし。

まあ、今後J1の上位ACL出場チームは、2チーム分の戦力を持つのが、スタンダードになっていくと思う。
そのポジションで一番手になれなくても、十分活躍できる舞台はあるし、その点、宮本監督はうまく選手たちを使っていけそうに見える。
無理して選手を固定して考える必要はないし、柔軟性をもって、考えていけるといいな。

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