ガンバ大阪vs川崎フロンターレ 万博競技場 2008/7/12

 サッカーのガンバ大阪vs川崎フロンターレ戦を見に万博に行った。

 一時間前に着いたのだが、満杯であった。2万人を越えて、今期2番目の入りだったようで、意外だった。先発メンバーは、両チームとも予想通りで、遠藤、播戸の欠場以外はベストといえよう。

当日のパンフレット。

 ガンバペースで試合は始まったが、どうせまた点が入るのは先だろうと思っていたら、開始わずか10分で、ルーカスが二川からの浮き球パスをうまくボレーシュートで決めた。その後、少し試合は落ち着いたが、今度は20分に、またも二川が後ろからのボールを浮かして反転、DFをかわして、バレーにスルーパス、バレーがDFを振り切って、ゴール隅に決めた。ルーカスはうまさ、バレーは人への強さが目立ったゴールであった。バレーは、この試合を通じて、後ろからのDFの当たりに耐えて、ポストプレーを良くこなしていた。バレーは、人に強い割りにポストプレーが下手だったが、うまくなったんじゃないかなあ。この後も適度に攻めたが、このまま前半を2-0で終えらせたならあと思っていたら、何とかそうすることができた。

 ガンバは試合巧者になったような気がする。試合を支配していても、今までは、ふっと点を取られてしまうことが見ていて多かったが、今期は、守備に安定感がある。この試合では、DFの中澤に注目していた。大いに期待していた水本が抜けて、それだけの力が使っていた中澤にあるのかどうか?正直、水本は人への強さとスピードを兼ね備えた素晴らしいDFだと思っているので、今もって納得いかないのだが、ある程度仕方がなかったとも思う。水本は、代表合宿等でキャンプに参加できず、また4バックへの不慣れもあって、不調であった。不調でも実力だけでレギュラーで出れるほどガンバは甘くないので、オリンピックに向けてあせった水本が出て行ったというところであろう。しかし、マグノ・アウベスといい、水本といいルール違反のようなやめ方を許していいのか?多額の罰金を支払う義務があると思うのだが。しかし、西野監督の下では、都築、新井場、家長と有望選手が出て行った。どうも信頼されていたのに、何かがあって、監督にほされて、出て行ったように見える。結構、西野監督は刃向かう者は許さない独裁者なのかもしれない。話を中澤に戻すと、中澤のプレーは、まあまあ良かった。ハイボールのヘディングは、ほとんど勝っていたように思う。しかし、パスセンスはないな。一本不用意なパスをカットされて危ない場面があった。けれど若いから今後の成長に期待しよう。

 さて、後半だが、膠着状態から、フロンターレが大橋と鄭 大世を投入してきて一挙に流れが変わった。オフサイドじゃないの?という飛び出しからジョニーノに点を決められてしまう。その後も、鄭 大世のシュートを藤ヶ谷がビッグセーブしたのを初めピンチの連続で、はやく選手を替えろ替えろとつぶやいていたら、やっと西野監督は山崎に替えて佐々木を投入した。佐々木を入れて意味があるの?と思ったけれど、西野監督の眼は、正しかった。加地がイマイチだった右サイドが活性化されて、佐々木の突破から何度もチャンスを作り出し、流れを引き戻した。そしてそのまま逃げ切った。

 ガンバの試合は、生で10試合以上は見たが、今までで一番手ごたえの感じた素晴らしい試合だった。守備が安定していると感じた。昔は、リードしていてもロスタイムによく点を入れられていたものだ。勿論浦和のような鉄壁という感じはない。別に、ガンバに鉄壁になどなってほしくないのだが、全体がバランスよく守備をしているという印象だ。ジョニーノや中村憲剛に特にマンマークがつくわけでもなく、二人を抑えられていた。西野監督や選手も凄く手ごたえを感じたのではないかと思う。中村憲剛は、好きな選手なのだが、調子が悪いなと感じた。一度だけ、ゴールライン際まで切り込んで、鄭 大世に決定的なパスを出していたが。

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