ガンバ、稀に見る勝負強さ。 G大阪2-1札幌。

 J1第25節、ガンバ大阪はホームでコンサドーレ札幌と対戦した。


出場メンバー。

出だしは、お互いに攻撃しあうが、
前半9分、右サイドから駒井が中央にクロスを入れたのを、Dオリヴェイラがダイレクトでシュート、少し当たり損ねたのが、右ポストぎりぎりに飛んで、東口が辛うじて触ったのが、ポストに当たってゴールに入った。
当たり損ねでタイミングがずれたのと、ポストぎりぎりに来たため、さすがの東口でも止めれなかった。
触ったけどね。 ポストに当たってまた東口に当たって入ったようにも見えた。
さらに札幌が攻めてくるが、
前半16分、宇佐美が左サイドからPA中央手前にいた渡邉にグラウンダーのクロス、渡邉は潰されながらも、辛うじて右に出したのを、井手口が突っ込んで来て、左足で右にボールを出してから、右足を振り抜くと、DFの股下を抜いたシュートが、ゴール右下に決まった。 1-1の同点。 早めに追いつけた。
札幌が押していた前半34分、左サイドから福森が絶妙なクロスを中央裏に供給、走り込んだ駒井がワンバウンドしたボールにうまく合わせてヘディングシュートを放つも、東口の正面。
前半48分、左サイドの倉田が中央へグラウンダーのクロス、ニアサイドの井手口がスルーして、渡邉が左足でシュートを放って、ゴール左下に飛んだんだが、菅野が好セーブ。
前半は、1-1で終了した。

札幌の方が押していた。
しかし、点が取られる気はしなかったな。 失点はアンラッキーな部分も多かった。
高尾の守備が益々良くなっている。 サイドでまず抜かれなくなった。
福田の守備も良くなっている。 相手がトラップした瞬間に寄せて、ボールを奪ったりしていて、Rフェルナンデス相手によくやれていた。

後半3分、前半は自重していた高尾が上がってきて、右足で浮き球のスルーパスを裏に出したのを、抜け出した山本がダイレクトでゴール前へ、走り込んできた倉田が合わせるも、シュートは菅野のセーブに防がれる。
少しボールが後ろに逸れて、合わせるのが精一杯になってしまった。
続いて、後半10分、宇佐美が前線に縦パス、小野瀬は受けてそのままドリブルしてPA右に進入。シュートを放つも、挟まれて苦しいになり、菅野に止められる。 小野瀬はキレがない。 抜け出せないんだよなあ。 疲労が蓄積してるんだろうな。 休ませたいのだが。
後半14分、宇佐美のFK。 続けて、17分にもFK。 14分の時に宇佐美とパトリックの交代を伸ばしたが、今度は交代して、山本がFK。 GK手前に鋭いボールを入れると、パトが頭で後ろにそらして、ゴールイン。 2-1と勝ち越した。
キッカー宇佐美とヘディングのパトのどちらを取るか?という問題だったが、2度目に変えたのは、いい判断だった。
後半19分、右から金子がファーサイドにクロス、白井がヘディングシュートを放つが、ゴールラインぎりぎりで東口が前に弾いて、回収する。 至近距離だったが、クロスが少し緩かったので、東口がギリギリ反応出来た。 ファインセーブ。
そして、後半43分の福森のCK。 この時、物凄く嫌な予感がした。 点を取られてしまう~、予感よ外れてくれ~と見ていたら、荒野がヘディングシュート、東口が何とか左に弾き出す、それを拾われて、キムミンテがシュートを放つと、バーと左ポストの角に当たって、下に落ちたのをパトがクリアした。 宮澤が突っ込んでいたのだが、ポストぎりぎりだったので、体に当てられず、ゴールネットに突っ込んでいた。 何ともラッキーだった。
このままガンバが逃げ切った。

後半の後半は、押しに押されていたが、何とか凌いだ。
稀に見る勝負強さだね。
点はあまり取れないけど、何とか1点リードしたら、守り切る、そういう戦いの連続。
盤石の守りではないんだけど、東口が盤石。
何とも勝負強いというか粘りのあるチームになったな。
三浦・昌子抜きでもだからなあ。 菅沼は良く頑張っている。 地味だけど。
両サイドの守備がまた良くなっている。 後半、元気な金子が入ってきて、疲れた福田が抑えきれなかったけど、それでもそれほど抜かれてはいなかった。

福田がSBとして成長してるなあ。 1対1で抜かれてなかったし、ピンチと見るやサイドを捨てて、ゴール前でクリアしたりしていた。 最初の頃は、ぱっとしなかったけど、ぐんぐん良くなっている。
仕掛けも相手がカバーもいるなと判断したら、仕掛けないし、完全な1対1になったら、ドリブルで仕掛けている。
ちゃんと判断出来ている。
昨年、WBとして開花したけど、今年SBになっても順応してやれるようになったのは、大したもんだ。
予想以上にいい選手なんじゃないだろうか。 ずば抜けている訳ではないけど、対応力を含む総合力が高い。
天然っぽいけど、サッカー脳があるのかなあ? 頭がいいように見えないんだけど。
高尾も良くなっている。 今までパスミスが多くてその点を酷評してきたんだけど、守備重視で試合に入って、チャンスと見るや上がってくる。 最後のクロスやシュートの精度が低いが、今日はマシだった。 トータルで見て、少しマイナス気味に見えていたけど、段々プラスになってきたな。 まだまだ成長するかな。

キムミンテに渡邊と宇佐美が大分潰されていたな。
あと、福森のサイドチェンジのボールが凄いな。 精度といい速さといい。 キックだけなら、日本屈指だな。 宇佐美と同レベルかも。 そんなことないか。 福森はフリーで蹴っているけど、宇佐美はプレッシャーを受けながらだからね。

今、ガンバに波が来ている。
際どい勝負を全て物にしている。
アデミウソンが水を差したにもかかわらず、それを撥ね退けた。
試合にはさほど悪影響を与えないだろうと思っていたけど、戦力ダウンは大きいからなあ。
FWに疲労も溜まるし、カウンターにスピードがなくなるんだよなあ。 アデがいないと。
こんなビッグウェーブが来ると、優勝が視界に入ってくるのだが、川崎が抜きん出ているので、どうしようもない。

次は勝負のセレッソ戦。
しかも中2日の大不利。
ビッグウェーブに乗って、どこまでやれるか?

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