G大阪、理想的な勝ち方。G大阪3-1柏。

 J1第2節、ガンバ大阪は柏レイソルと対戦した。
ガンバは、ACL済州ユナイテッド戦と同じ3バックを採用した。
三浦弦太、ファビオ、金正也の3バックで、WBは藤春廣輝と初瀬亮が起用された。

 ガンバは前からプレスをかけて、リズムを掴む。
前半7分、倉田から裏へのパスを藤春がフリーでクロス、どんぴしゃで、長沢駿がヘディングシュートを決め、ガンバが先制した。
その後も、キレキレのアデミウソンを中心に攻め立てる。
しかし、追加点ならず。
ガンバは、3バックの効果で、柏のサイド攻撃を完全に封じる。
前半、終了。

 後半47分、柏はCKから、相手のクリアボールを小林祐介が振り抜き、同点に追いつく。
ファインゴールだった。 こういう失点はある。
しかし、61分に初瀬のクロスに長沢が難しい体勢から左足で合わせて、ゴール左隅に決めて、2-1。
長沢は、時々難しいシュートを決める。
そして、72分、大活躍だったアデミウソンがドリブルで倒されてPKを獲得、自ら決めて3-1。
後は、3バックの守備が緩むことなく、逃げ切った。

 ガンバは理想的な勝ち方だった。
済州戦で失敗した3バックが機能したこと。 これが大きい。
長谷川監督が今シーズンは絶対必要と言っていた3バックを、わずか2試合目で機能させた。
選手が監督の意思と意図を汲み取って、意地を見せた。

 なぜ3バックが必要なのか、この試合を見て、理解できたよ。
サイド攻撃の強いチームを抑えるには、3バックが有効なんだな。
守備では、5バックぎみにして、サイドをがっちりケアして、守る。
サイド攻撃の強い柏の攻めが停滞してたからね。
そして、これは浦和と広島への対策だと思う。 だから必要。
ここ2、3年、浦和と広島との闘いで、サイドでやられることが多かった。
それが、少し歯がゆかったんだが、さすが、長谷川監督。 これが監督の出した答えなんだな。

 長沢駿が2ゴール。 しかも、駆け引きでフリーになって、GKの動きも見えた上での余裕のヘディングゴール。
そして、難しい技ありの左足のゴール。
長澤も成長したもんだよ。 何か光る物があって、長谷川監督が引っ張ってきたんだろうけど、巧い選手が多いガンバという環境の中で、花開こうとしているみたいだ。
キレキレだったアデミウソンもPKとは言え、ゴールを決め、気分がいいだろう。
やっぱり、FWが点を取ると、調子が出るからねえ。

 今野はいいねえ。 相手をドリブルで交わすプレーもあったし、攻撃まで成長しつつある。
守備も藤春が伊藤に抜かれるのをカバーしたりで、八面六臂の活躍だった。
ファビオのパスミスが目立つね。 ダイナミックな守備はいいんだが、もう少し、正確なパスを出して欲しい。
三浦弦太は、良し。 得意のロングパスを出す場面はなかったみたいで、見れずに残念だったけど。 
1本ミスがあったかな。
GK東口は、2本ビッグセーブをした。 これは、大きかったね。

 柏もキビキビとしたいいチーム。
簡単には勝てないよ。 各選手が活躍して、やっと勝てる。
いい試合だった。 ガンバには理想的な勝ち方だった。

 柏では、右サイドの伊東 純也が目に付いた。
ガンバにトータルでは抑えられてはいたけど、藤春をドリブルの1対1で抜き去ったプレー、どんぴしゃで正確なクロスを上げたプレーが、その技術の高さで目に付いた。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
「関連コンテンツとスポンサーリンク」

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする