鹿島、あわや世界一も、最後C・ロナウドに屈す。

 クラブチームの世界一を決めるクラブワールドカップ決勝、欧州王者のレアル・マドリードとJリーグ王者・鹿島が対戦した。

 前半9分、MFモドリッチのミドルシュートをGK曽ケ端が弾くが、そのボールをFWベンゼマが決めた。
あまりにもあっけなく取られて、ダメだこりゃと思ったのだが、レアルも楽に勝てると思ったのだろう、攻めは華麗だったが、雑になった。
鹿島もよく耐える。
鹿島は、最初全然ボールがつながらず、前に蹴るだけだったが、その内、ゆっくりとつなげるようになってきた。
そして、前半ロスタイム、柴崎がクロスを左前方に落とし、こぼれたところを左足で右隅にゴールを決めた。
これで、1-1の同点。

 迎えた後半7分、またも柴崎が中央で受け左に流れながら強烈な左足のミドルシュート。ゴール左隅に決めて、2-1と逆転。 俄然面白くなってきた。
しかし、14分にバスケスをエリア内で倒してPK。C・ロナウドに決められ、2-2の同点。
その後、中盤が空きだして、お互いがカウンターを仕掛けて、どちらにも点が入りそうな展開になってきた。

 そんな中、セルヒオ・ラモスが金崎を後ろからのタックルで倒す。
ザンビアの主審が笛を吹き、胸ポケットからイエローカードを取り出そうとする。
なかなか取り出せない。
選手と揉みあう内に、カードはなくなった。
恐らく、レアルの選手が、ラモスは2枚目のイエローで退場になるぞ、試合をぶちこわす気かと脅したんだろう。
主審も最初は、2枚目と気付いていなかったんだろう。
アフリカ人は白人に弱い。
南アメリカの主審なら、即座にイエロー、レッドで退場だったな。
そしたら、鹿島が勝って優勝していただろう。
ザンビアの主審が、その後、イエローカードを出しているのを見たが、胸ポケットのボタンを外してから、カードを出していた。
もし、この主審がボタンなどしてなかったら、もたもたせず、すぐさまカードを出していただろうな。
そしたら、鹿島が歴史的な優勝を遂げていただろう。
そんな些細な出来事が、優勝の行方を左右していたのだ。

 そのまま、2-2で後半終了。
 延長前半8分、一瞬のスキを突きベンゼマからのスルーパスを受けたC・ロナウドが左足で決め勝ち越した。

14分には、またもC・ロナウドがシュート気味のボールをトラップし、左足で落ち着いて決めハットトリックを達成、2-4となり決まった。
試合終了。

 予想に反して、鹿島の大健闘が光った。
勝っていてもおかしくなかった。
見ていて、面白い試合だったし。

 柴崎も良かったが、解説の岡田元監督が褒めていたように、CBの昌子が素晴らしかった。
レアル相手に1対1をかなり止めていたからね。
ハリルホジッチが見に来てたけど、昌子を使う気になったんじゃないかな。
来年には、吉田と昌子のコンビになっていそうだ。

 この経験を通じて、鹿島の選手が大成長しそうだ。
勘弁してくれよ。

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