勝負師・西野監督、薄氷のGL突破を掴む。 日本0-1ポーランド。

 1次リーグ最終戦、H組首位の日本はグループリーグ突破をかけて、ポーランドと対戦した。


出場メンバー。

 セネガル戦から何と6人を変えてきた。
ボルゴグラードで、35℃という灼熱の地での戦いになったので、長谷部を含むベテランを変えるべきだと思っていたけれど、自分の希望を上回る変更に、勝負師・西野監督を見て驚いた。
しかし、右サイドハーフでの酒井高徳の起用はあり得ないと思った。 攻撃能力が著しく劣るのだから。

 前半、ポーランドのDFのボール回しを幾度も日本がカットして、ショートカウンターを食らわす。
しかし、宇佐美、武藤の力身が目立ち、シュートが決まらない。
特に、武藤がドリブルで前進、ゴール前に入ろうとした宇佐美に出していたら、1点ものだったが、自分が点を取りたいために、そのままドリブルで持ち込み、シュートさえ打てなかった。
これが、この試合の一番のチャンスだったと思う。
前半32分、ポーランドがPA右角付近から正確なクロスを供給、ヘディングシュートが左ポスト内に飛んでくるが、川島が右手一本でゴールラインぎりぎりでボールを弾きだすスーパーセーブ。
今度は、自分がチームを助ける番と話していたが、それをやってのけた。
前半は、0-0で終了。

前半は、日本が押していたと思う。
ポーランドはビルドアップが下手でこんなに弱いのかと思った。
しかし、日本も酒井高徳を起用しているので攻撃力が出ない。
宇佐美か武藤の一発しかないと思っていたが、力身が目立って、ダメだったな。
期待の二人なんだが。
二人とも、このチャンスを何としてでも物にしようという気迫が足りなかった。
シュートを決めたいという欲望はあったが、勝つためのプレーは出来ていなかった。
シュートを打ったら、打ちっぱなし。 セカンドボールに反応するとか、そういうのがない。
特に宇佐美は相変わらずだ。 泥臭さのかけらもない男だ。

 後半、酒井高徳に変えて、本田を投入してくるものばかりだと思っていた。
しかし、動かない。
一人目の交代は、岡崎が怪我で大迫に交代。
後半8分、ポーランドが高速カウンター。 PA手前のスペースにボール出され、絶体絶命のピンチだったが、川島が判断良く飛び出し、相手が触る前に何とかセーブした。 今日2回目のファインプレー。

そして、後半14分、ポーランドのFK。ゴール前に正確なクロスが入り、フリーになっていたベドナレクがダイレクトで合わせて、ゴールを決められてしまう。 誰のマークかはっきりわからなかったが、多分酒井高徳だと思う。
本職の守備くらい頑張れよ。
後半20分、宇佐美に代えて、乾投入。 追いつかなければならないのに、なぜ高徳を変えない?あり得ないと思ったよ。

さらに、後半29分、またもやポーランドの高速カウンター。 PA手前に走り込んだレバンドフスキに正確なグラウンダーのクロスが入る。 しかし、レバンドフスキーが外してくれた。
極めつけは、後半36分、左サイドを突破され、グラウンダーのクロスを入れられ、ニアサイドで左足を出した槙野のクリアがゴールに飛んで行った。 それを、川島が左手一本ではじき出した。 これには、良く反応した。
味方からのシュートは予測できないからね。 しかし、もしかしたら、ありえるかもと予測していたかもしれない。
今日3回目のファインプレーで、これが一番のビッグセーブだったかもしれない。
槙野は川島に命を救われたよ。 戦犯になるところだったんだから。

 後半は、ポーランドに押されっぱなしだった。
酷暑の中、連戦の疲れが出るのは、ポーランドのはずなのに、なんで日本の方が疲れるんだ?
起用された6人には、がっかりだよ。

後半29分に、コロンビアが得点して、1-0とリードしたという情報が入って来た。
そこで、西野監督は、後半37分、武藤に代えて長谷部を投入して、得点を狙わず、このまま試合を終わらせるという指示を徹底させる。
これにも驚いたなあ。 まだ10分以上あって、セネガルが得点を取る可能性がある。そうなれば、GL敗退だ。
当然、その可能性を嫌って、勝負をかけるべきと思った。
しかし、西野監督はこの今の流れなら、日本が得点できる可能性はかなり低いと判断して、セネガルが追いつかない方に賭けたんだろう。 大博打だ。
ある意味、凄い度胸だよ。 もし、セネガルが追いつき、日本がGL敗退になっていたら、西野監督は非難の嵐に襲われたことだろう。 ハリルホジッチ解任の責任も問われたと思うよ。
6人の先発メンバー交代といい、勝負師だよ。 こんなに勝負師だとは思わなかった。
ガンバの時は、これほどじゃなかったと思う。
正直、酒井高徳の右サイドハーフ起用だけは、失敗だったと思うが、何とか切り抜けた。
酒井高徳を弁護しておくと、彼はSBの控えで、最適なポジションは左SB。 しかも守備力が高いのが特徴だ。
それなのに、右サイドハーフで起用したのは、西野監督の責任であって、本人は悪くない。

 試合は、長谷部投入後は、露骨に後ろでボールを回して、時間を費やす。
ポーランドも勝っているので、ボールを追うことはせず、このまま試合終了。
そして、コロンビアvsセネガルも1-0で試合終了。
日本は、勝ち点、総得点でセネガルと並び、当事者同士も引き分け、ということで、フェアプレーポイントでセネガルを上回り、H組2位となって、グループリーグ突破が決まった。

 勝負師・西野監督が、薄氷のGL突破を掴んだ、それに尽きるという試合だったよ。
レギュラー陣を温存できたのが、次のベスト8の戦いに有利になるのは、間違いない。
ただ、ベスト8の戦いがブラジルになるのが、不満。 1位ならスウェーデンだった。
しかし、次がベルギーになるかイングランドになるかもかかわってくるので、何とも言えない所なんだけど。
ま、しかしGLを突破するのが何より大切なので、これで良しなんだけど。

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