ハリルホジッチ、激おこ。

 ハリルホジッチ監督が、この前のハイチ戦で2-0から逆転された試合の後、
「我々の最も悪い試合のひとつ。2-1になって、選手たちの頭のなかに何があったのか分からない。得点を取ったあと、すべてが止まった。これまでチャンスがなかった選手に出番を与えたが、長年監督をやってきて、ここまで内容が悪い試合は見たことがない」
「1失点目ですべてが止まった。ニュージーランド戦も少しあったが、メンタル面で弱い選手がいる。」
と怒りをぶちまけた。

 自分には、2-0になって、内容も一方的な試合になったので、気が緩んだからに見えたんだが、監督のパニックになったという言葉もあった。
たかが、親善試合でパニックになるか?と思うんだが、監督にはそう見えたということだろう。
長友の「今日は堂々とやっている選手もいれば、ちょっとおどおどしているというか、まだ慣れていない、怖がってプレーしている選手もいたんじゃないかと思います。」というコメントもあったし。

 このパニックという言葉で、「ジーコのお言葉」という記事でも書いたんだけど、ジーコが言っていたことが思い出された。

 日本代表がワールドカップで優勝するためには?という質問に対して、
日本人は技術とセンスは高いものがある。 非常に成長したと。
しかし、メンタルに大きな問題がある。
例えば、日本のペースで試合をしていたとしても、1点取られると、まるで別のチームのようになってしまう。
あれだけやれていたのに。 そこまで落ちてしまうのか?と。
長い間日本でやってきたけど、それが1番の問題、特徴ですね。

 そうだとしたら、根源的で深刻だな。

 浅野のコメント。ハイチ戦後、ハリルホジッチ監督から「君たちには裏切られた気分だ」と怒られたそうだ。
さらには、代表スタッフに「明日も、明後日も、3日後もミーティングを行う」と通達したそうだ。

 どんな結論がでるか、興味深いな。
皆に意見を求めるだろうが、手倉森コーチがどう分析しているかが、興味ある。
外国人には、分析が難しいんじゃないかな? 日本人の心理傾向にかかわることだから。

 まあ、それでも、ドイツWCのオーストラリア戦やブラジルWCでのコートジボワール戦みたいに、本番でなくて良かったよ。 
ハリルホジッチ監督がどういう対策を取るのか?
メンタルの弱い選手はできるだけ排除するのか、それともそうならないようなメンタルに鍛え上げるのか?
後者は短期間では無理だと思う。
これを是正出来たら、凄いことだよ。

 スポーツ心理カウンセラーとか導入した方がいいんじゃないかな。
W杯で南アフリカを逆転サヨナラトライで撃破し、「世紀の番狂わせ」と言われたラグビーのエディー・ジョーンズ・前ヘッドコーチは、スポーツ心理学の専門家の荒木香織という人を採用していた。
荒木香織さんに関しては、この記事が参考になるのかもしれない。
いっぺん、荒木香織さんにメンタルコーチを依頼してみたらどうだろうか。
ドイツ代表にもメンタルコーチがいるらしいからね。
トライしてみる価値がある気がする。

 もしかしたら、ハリルホジッチならやりそうだ。
この大問題をほったらかしにしておくことは、ハリルホジッチなら絶対ないだろう。
準備がすべてだという男だから。

(追記)
この記事を公開した後、同様な日本代表のメンタルについて書いた記事を読んだ。
分かりやすいので、リンクを貼っておく。

この部分なんて、興味深い。
選手、監督が共通して抱いていたのは、本来の力を発揮できずに終わったという思いだった。ザッケローニ監督は「このチームはもっとできていたと確信している」とも語っていたし、集大成となるはずだったW杯で不本意な戦いを見せた原因について、「私にとっては最後まで謎になると思う」ともコメントしていた。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
「関連コンテンツとスポンサーリンク」

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする