U-24日本代表、強敵メキシコを倒す。 日本2-1メキシコ。

 東京五輪グループリーグ第2戦、U-24日本代表はU-24メキシコと対戦した。


日本の出場メンバー。

南アフリカ戦から替えたのは、相馬のみ。
ローテーションすることなく、ベストメンバーで勝ちに来た。 今後どう出るか?

試合はいきなり動く。
前半6分、酒井が裏へ縦パス、走り込んでDFに競り勝った堂安がグラウンダーのクロスを供給、そこに走り込んだ久保がPA中央で滑りながら左足を合わせてゴールに蹴り込んだ。 鮮やかな先制点。
堂安が競り勝ったのも大したもんだし、右足でクロスを正確に入れたのも素晴らしかった。
堂安も成長したなあ。

さらに前半9分、左PA内で相馬が縦に仕掛けて、左足でグラウンダーのクロスを供給。ゴール前の林は空振り、後の堂安もトラップするがDFに寄せられて、シュートを打てず。
しかし、VARとなり、相馬がアフタータックルを喰らっていたので、PKの判定。
蹴るのは、久保じゃなくて、堂安。 なでしこの田中美南みたいにならないか? 
これが、日本の今後を左右しかねないなと思った。 小細工せずに思い切り蹴れと思っていたら、何とど真ん中に蹴り込んだ。 度胸あるなあ。 これで、堂安も今後やれる。

さすがに、メキシコも反撃しだす。
前半16分、左サイドから浮き球のパスをFWマルティンがワントラップからシュートを放ったが、谷の正面で助かった。
板倉が抑えきれなかった。 こういう所がイマイチCBとして弱いんだよなあ。
さらに、右サイドのライネスがキレキレのドリブルを仕掛けてくるが、中山が何とか対応する。
やられそうで、やられなかった。 中山は南アフリカ戦といい、攻守に絶好調だな。

日本もカウンターで対抗して、相馬のシュートとかチャンスもあったが、決めきれず。

前半は、2-0でリードした。
巧く行き過ぎ。 早い時間に先制点が取れたのが大きいし、すぐさま追加点まで取れたからなあ。
日本は、前からのプレスが効いていて、相手にパスワークを発揮させなかったな。
前の4人は、全員さぼれずにプレスがかけれるな。 むやみにかけるのではなく。 要所要所で。
久保もやってるよ。 一番は林だな。

後半、メキシコがボール支配を強めて、攻めてくる。
しかし、何とか耐えて、日本も守備に慣れて来たなと感じ出した、後半23分、わりとフリーでボールを受けた田中が、裏へロングボールを出したのを、堂安がまたもや競り勝とうとした所をDFに倒された。 DFは一発退場となった。
どうなんだろう? あくまで肩と体で押していて、手を使ってはいなかったが。
これで決まったかと思ったけど、メキシコは強く反発してきた。
やたらとファウルアピールをして、倒れる。 そして得たFKで、後半40分、アルバラドが、絶妙なクロスをニアに入れると、頭の上をぎりぎり超えて、向かってきたボールに谷が足を出すが、触れずにそのまま、ボールがゴールに飛び込んだ。1点を返される。 あれは、死角になってたとしても、谷は足で触らないとなあ。
こっから、メキシコが押せ押せ。
後半48分、またもやFKでゴール前にクロスを入れると、ヘディングシュートを打たれるが、谷が何とか弾き出した。ビッグセーブと言いたい所だけど、真上だったからな。 あれぐらい弾き出さないとな。 まあ、谷らしい反応の良さだった。
この後、何とか逃げ切って、2-1の大きな勝利。

いや、日本は強いわ。
メキシコはロンドン五輪で金メダルを取ってるけど、その時を上回る史上最強のチームらしい。
そのチームにしっかりと実力勝ちしたから、大したもんだ。 抜き出て強い訳ではないけど、優勝する力はあることを示したな。

振り返ってみると、田中碧がチャンスを作るいいパスを出してるんだよなあ。 司令塔合格だよ。 なおかつ、元々得意の守備のプレーも出来てるしね。 遠藤航もボールを奪うだけでなく、そのままドリブルでボールを前に運べてたからねえ。 さらに進歩してるよ。 このボランチコンビは凄いな。
板倉は強豪相手にはCBとして苦しいな。 冨安に早く治ってもらって、板倉はボランチとして使いたい。
中山 雄太がいいんだよなあ。 本番になって急に良くなった。 クロスがいいし、守備もライネスを何とか抑えた。
もう左SBを本職としろよと思う。 酒井宏樹みたいにネイマールを止めれるぐらいになったら、凄いんだけどな。
久保はさすがの決定力だな。 ただ、ドリブルを体ごと潰されるようになって後半苦しんでたけどな。 そこを交わせるかどうかだな。 堂安は、右足でもある程度蹴れるようになったし、体幹が強いよなあ。 DFに競り勝てるからなあ。
相馬も良かった。 ドリブルが通用してるし、案外プレスも出来るな。
まあ、林 大地が一番の驚きだな。 FW一番手になった。
頻繁に裏へ抜け出す動きをするし、ポストプレーも何とか耐えれることもある。 粘り強いし、ヘディングもちゃんと競ってるしね。 DFを背負いながら裏へボールを持ち出して、シュートを打つ場面もあったし。 プレスもさぼらないし、こぼれ球に対して、ゴール前で体を入れて、ボールがゴールラインを割るまで頑張ったプレーがあった。 あんな所に戻って、守備をしてるのに驚いた。 全てやれるスタミナがあるんだよなあ。 点だけは取れてないけどな。
しかし、日本は2列目が点を取るチーム。 2列目に点を取らせることが出来たら、FW合格。 オーバーエイジ候補だった大迫もそこを期待されてたからなあ。
谷は、五輪前哨戦で調子を落としていて、心配だったけど、本番で調子を取り戻したかと思っていたら、あの失点だからなあ。 1本ファインセーブがあったから、調子を上げてくれるといいんだけど。

しかし、楽しみが本物になって来たな。

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