ガンバ、東口のスーパーセーブで4連勝。 G大阪2-0鹿島。

 J1第20節、ガンバ大阪はホームで鹿島アントラーズと対戦した。


出場メンバー。

遠藤 保仁が、ジュビロに期限付き移籍という衝撃の報道があっての試合。
だから、遠藤はベンチ外。
遠藤については、別記事で。 今野の時みたいに、何のお別れもないなんてことがないようにして欲しいよ。

 前半、ガンバは鹿島に完全に押されまくった。
ガンバのチャンスは一度だけ、前半13分、華麗なパスワークで最後、PA内でパスを受けた宇佐美が強烈なシュートをゴール左下に放つが、GK沖が良く反応して、弾き出した。 これは、素晴らしかったな。
鹿島はシュートを打ちまくっていたが、前半39分、ビルドアップ中の昌子からレオシルバがボールを奪うと、PA右にいたエヴェラウドへパス、エヴェラウドはヨングォンをかわして、シュートを放つがゴール左に大きく外れた。 昌子が寄せてシュートブロックに入ってたから、ビデオで見た感じそんなにシュートコースはなかったかもしれない。
これが、前半の一番の決定機だったかな。
鹿島のザーゴ監督は、前半で3点は取れたと言っていたが、それは普通のGKだったらの話だな。
あれぐらいのチャンスなら東口から点は取れないよ。 ザーゴ監督は、対戦相手の分析が出来ていないんじゃないかな。
前半は、ガンバが凌いで0-0。

それにしても、ガンバは名古屋戦の後半の攻撃が再現出来ないんだな。
ホームでこんな試合しか出来ないのは、もどかしい。
しかし、今は守備のチームだから、辛抱辛抱。

後半、最大のピンチがやってきた。
後半6分、井手口のクリアミスをファンアラーノが回収し、昌子と入れ替わって、ディフェンスラインの裏を独走。
PA内で東口との1対1で、ニアに強烈なシュートを放つが、東口が弾き出した。 凄いビッグセーブ。
完全にやられたと思ったけどな。 昌子と入れ替わられたんで、カバー出来る選手がいなかった。 完全フリーだった。 しかも時間のある。
解説の木場さんが、わざとニアを開けたのではとコメントしていたが、その可能性ありだな。
ポジション取りの完璧な東口がミスルはずがない。 ファンアラーノは、駆け引きするような選手じゃない。 思い切りシュートを打つ選手。 そこでわざとニアを開けて、そこにシュートを打たせて防いだのかも。
それじゃないと、反応出来ないよ、普通。 神戸戦の古橋の凄いシュートを2発防いだ以来のスーパーセーブ。
単なるファインセーブじゃなくてね。 絶対やられたのを防いだセーブ。
これが、大きかった。
これで、ガンバが反撃し出す。
後半14分、パトリックが宇佐美とのパス交換からディフェンスラインの裏へ抜け出したパトリックがコースを狙ったシュートを放つが、沖に横っ飛びで弾き出された。
後半19分、ごちゃごちゃした中から、小野瀬が裏へパス。 パトリックがディフェンスラインの裏へ抜け出すと、沖と1対1になり、PA内で倒されPK。 トラップが良くなくて、シュートコースが狭くなったと思ったが、巧く倒された。
最初、PKじゃないかなと思ったぐらい。 ビデオで見ると、PK。 それでも微妙な所はあったけど。
ボールを抱えて放さなかったパトリックがキッカーになって、中央に勢いよく蹴り込んだ。
さてさて、残り30分耐えれるかという勝負になった。
飲水タイム後に、鹿島が次々にイキのいい選手を投入してくる。
ガンバは代えない。 またかよと宮本監督にイライラしてくる。
宮本監督はそういうファンの思いを意識してるのか、インタビューで交代しようかと思ったけど、パトもたかしもまだ良かったので、後ろにずらしたとコメントしていた。 う~ん、そうなのかな?
後半35分、やっとアデと千真を投入。
前回の鹿島戦はロスタイムに追いつかれたが、今回はどうか?
押されながらも、うまく時間を消費していく。
そして、後半48分、相手ボールを奪った矢島がアデミウソンにパス、アデはボールをキープする素振りだったのを急に中へ侵入、PA右へ進入して、中へ折り返したのを、千真が左足で冷静にゴール左へ流し込んだ。
ダメ押し~。
やったぜ、4連勝。
ここが勝負所と思っていたのを、難敵鹿島に勝ち切った。
4位に浮上してきた。 試合数の少ない中での4位。
湘南に負けた時は諦めかけた4位以内の可能性が出てきた。
ま、何にしても、希望の持てたというより希望の繋がった試合だった。

解説の木場さんが、なんで鹿島に点を取られなかったか、不思議なゲームとコメントしていたけど、呆れたよ。 それでもガンバOBかよ。 加地さんにしてくれ。
今シーズンのガンバの全試合を見てたら、わかる話。 GK東口とCB昌子がいるからだよ。 特に東口。
見てて、点を取られる気がしない。 何本シュートを打たれても、びしっとしたシュートでしかもぎりぎりに行かないとゴールに入らないよ。 そして、昌子と三浦(今は怪我だけど)がそういう決定機を簡単に作らせない。
その超決定機も、今日はスーパーセーブで防いだからねえ。
あとは、アンラッキーゴールかDFの致命的なミスのみ。
一昨年の降格争いをしている時の東口は凄みがあったけど、今はCBが素晴らしいので、落ち着いて守れている。
ほんと、頼もしい守護神。
これだけ、簡単に点を取られる気がしないガンバは初めてだな。 それでも、ガンバだから心の中では、点を取られるんじゃないかと心配するんだが。

宮本監督は、この試合はゲームマネージメントが大事と試合前にコメントしていたけど、後半勝負という狙いだったのかな。
それにしても、宮本監督は戦略的に戦うな。
チームを強くしていくというより、1試合1試合の戦略にたけている監督なのかもしれない。
チームを強くしていって欲しいんだけど。

鹿島のGK沖は、初めてじっくり見たけど、いい選手だな。
2つのファインセーブがあり、ロングキックも正確だった。
ボールを保持して攻めるというザーゴ監督の方針にぴったりのGKだな。
クォンスンテをベンチに追いやってだからね。
年齢は、21歳。 広島の大迫と同い年だな。 イキのいい若手GKがどんどん出てくるな。
ま、それでも次世代の日本代表GKは、浦和の鈴木彩艶(18歳)で決まりだけど。

昌子が、エヴェラウドにヘディングで勝ててなかった。 エヴェラウドがそんなにハイボールに強いのかと驚いて見ていた。
しかし、この前の鹿島戦でヘディングで負けてたっけ?とふと思い、その時は三浦が競っていたのか。
もしかして、三浦は昌子より高さで強いのかな。 三浦も大成長してるな。 ま、昌子も高さより足元が強いCBだけど。

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