高見山    2008/10/25

 奈良の台高山脈の北端にある高見山に登った。高見山登山口のほんの少し先の道路脇の2-3台分のスペースに車を止め、民家の脇の登山口から登る。林道を進めば、小峠や大峠と、もっと上まで行けるのだが、登山口からでも往復4時間弱の登山を、さらに短い時間にしても、山に登った気にならないので下から登ることにする。それは正解だった。登山口から小峠までは、伊勢南街道という旧道で、少し趣がある。最初は、尾根に登っていく。少し道幅が広く、石畳になっていたりして、歩きやすい。尾根にあがると、平坦な道になる。右側に展望が広がり、山並みが見える。左手は杉の植林、足元はススキと、とても気持ちの良い道になっている。昔、ここで市が立ったそうだ。こんな狭い、辺鄙な所で、市が開けたのが驚きである。この気持ちの良い道を抜けると、また植林の中の登り道となり、やがてわりと広い林道に出会った。そこが小峠である。

 小さな鳥居があり、そこをくぐると、そこから急登となる。15分ほどで、平野道分岐に出会う。この辺りから気持ちの良い自然林となる。ベージュの素肌のヒメラシャが、固まって何本もあったのは、珍しい。落ち葉の敷きつめられた道を登っていく。途中、云われのある大きな岩々に出会う。神武天皇が登ったという国見岩に登ってみるが、木が茂って、何も見えない。笛吹き岩からの眺めは、絶景である。大峯山系の山々や台高北部の山々を一望に見渡せる。また、山肌の紅葉が美しかった。そこからしばらく行くと、山頂に着いた。

 山頂には、立派な祠があった。四方に展望が開け、素晴らしい。南側には、台高北部の山々と大峯山系の山々の連なり、東から北にかけて、三峰山、大洞山、鎧岳と山々見える。展望盤があるので、山の名前がわかる。登ったことのある山や登りたい山々が見え、楽しめた。昼飯を食べて、展望を楽しんでから、来た道を下った。

(コースタイム)

高見山登山口1020 → 1110小峠1120 → 1220高見山頂上1255 → 1:40小峠145 → 高見山登山口235

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   高見山登山口      伊勢南街道登り

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    伊勢南街道尾根道                小峠

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       ヒメシャラの林                   紅葉

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        山頂の祠               山頂から大洞山

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     山頂から大峯山系         山頂から国見山、水無山、明神岳、薊岳

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