2021年のJ1優勝勝点ラインはどれくらいになるだろうか?
よくよく考えてみれば、2位の勝ち点より1点でも上回れば、優勝出来るのだから、優勝勝ち点ラインは平均66点と考えていいだろう。
ただ、今年は34試合から38試合に増える。 増える4試合は本来降格すべき下位との対戦と考えれば、3勝しなければならないだろう。 ということで+9点と考えれば、優勝勝ち点ラインは75点かな。
5試合を3勝1敗1分として34試合で比例計算すると、表のようになり、優勝ラインと一致する。
優勝するには、5試合を3勝1敗1分のペースで乗りきらねばならない。 きついなあ。
次に得失点に注目してみよう。
5試合単位で考えてみる。
5試合当たり、得点:9.5、失点:4.5、得失点差:5が、優勝ラインになっている。
具体的にこれを実現するスコアは、
5試合のスコアが、3-0、2-0、2-1、1-1、1-2。
ほとんど不可能に思える。 川崎にしか、無理だ。
まあ、しかし、2-0、1-0、2-1、1-1、1-2 でも同じ勝点。 これが現実的なスコアかな。
これだと、38試合で、得点:53、失点:30、得失点差:23 になる。
この2例のミックスのラインで川崎以外のチームは優勝を狙うという感じかな。
ガンバの宮本監督は、今年の目標を勝点:75、得点:65に設定している。
得点数がちょっと少ないけど、優勝ラインを目指すということだな。
ちなみに、FC東京の長谷川健太監督も優勝を狙っているそうだが、こうコメントしている。
「今シーズンは4試合増えるので、60得点をチーム全体で目指していこうと。」
昨季は34試合で47得点、1試合平均は約1.4点だった。今年はそれをおよそ1.6にまで引き上げる計算だ。
「現実路線なので、自分たちのできる範囲で戦っていきたいですが、自分たちの力を100パーセント出せればタイトルに手が届くチームだと思っています。だから、60というのがいま持てる数字です。失点も多かったので、そこを減らして得失点差にフォーカスしたい」
60得点だと少ないと思うけど、失点を減らして何とかと思っているんだろうな。
ガンバが、宮本監督の目標ラインをクリア出来るかと言えば、実は十分行けるんだな、これが。
昨年は、20勝9敗5分で勝ち点65だった。
増える下位相手の4試合を3勝1敗すれば、勝ち点74になり、ほぼ目標達成するんだよね。
得失点を考えると、かなり実現が遠く感じられるんだけど、勝ち点75はイケる可能性ありだね。
去年は、1点差勝ちが16試合と異常に多いんだよね。 往年の勝負強かった鹿島アントラーズみたいだ。
これをまた実現できるかと言えば、簡単ではないとは思うけど。
ま、昨年強すぎた川崎が、例年通りの優勝ラインまで下がって来ることが他チームが優勝する必須条件ではあるな。