現時点でのWC代表メンバーを考えてみる。

 ブラジル、ベルギーと日本代表にとっては、有意義な強化試合をすることができた。
その出来を自分はポジティブに捉えている。
ドン引きするのではなく、前から積極的にプレスをかけて善戦したからだ。

 ブラジルの選手のコメントでもあったが、日本は攻める守備をしてきた、と。
そう、前からボールを奪う守備をすることは、攻撃に等しいと思っている。
前でボールを奪えたら、そこから近くの選手にパスして、その次はキラーパスになって、シュートだ。
前でボールを奪う守備は攻撃に等しい。
それに、前線でのプレスは、掻い潜られると、一挙にピンチになるから、リスクがある。
リスクを背負って、闘ったのだから、単なる引いて守備したのとは、まるっきり意味合いが違う。
そこに価値がある。
インサイドハーフ二人に、井手口や山口蛍のようなボール奪取力に優れた選手を配置することは、決定力のある世界的なFWのいない日本には向いていると思う。
これは、ガンバの長谷川監督が、シーズン前半、今野と井手口をインサイドハーフで起用し始めたのを、ハリルホジッチがマネしたんだけどね。

 さて、本題。
現時点でのWC代表メンバーを考えてみた。

と言っても、大して目新しくもないが。

 基本は、中盤逆三角形の4-3-3だと思う。
基本は、各ポジション2人の23人。
中盤は、長谷部、山口蛍、井手口、長澤は決まりだと思うんだが、攻撃力に優れたMFを一人は入れておきたい。 香川、清武、森岡、倉田、本田あたりが候補だが、本番に強くて、実は守備力もある本田圭佑を選びたい。 ただ、ベンチスタートになると思うから、本田がそれを受け入れることができるかどうかだね。 受け入れることができないなら、選ばない方がいい。
遠藤航が、微妙。 ただ、次世代のことも考えておかないといけない。
リオ世代は、久保、浅野、井手口と遠藤航。 遠藤航は、次世代のキャプテン候補だから選ばないとダメかな。

 やっぱり、ブラジル・ベルギー戦で改めて思ったのは、得点力不足。
ボール奪取力に優れた選手を中盤に置いているから、しょうがないんだが、終盤残り15分で、攻撃で違いの出せる選手を入れたい。
そのジョーカーの可能性のあるのが、ハンブルガーSVで酒井高徳と同僚の伊藤達哉、20歳。
キレキレのドリブルと俊敏性を持っている。 ボール技術も高い。 守備はダメだろうから、使うのは最後。 一度、呼んでテストしないことには、何とも言えないが、単独突破してクロス等ラストパスを出す技術は、乾を上回るかも。
この伊藤達哉を無理やり入れると、各ポジション2人の原則を破って、遠藤航か車屋を外すしかしょうがない。 車屋かな。 酒井高徳が両サイドを出来るし、槙野が左SBも出来るから。

 12月の東アジアカップで国内組の最終選考があって、3月がラストの親善試合、そして、2018年6月14日からロシアで本番。
楽しみ。 尤も、ブラジルWCも期待が膨らんだけど、ガッカリさせられたからねえ。
しかし、イタリアやオランダなんか出れないんだからねえ。 出て期待できるだけでも幸せかも。

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