日本代表、レギュラー陣のレベルの差を見せつける。 日本 4-0 キルギス。

 日本代表は、キリンチャレンジカップで世界ランク90位のキルギス代表と対戦した。
アジアカップに向けての対アジアの強化目的だった。


日本の出場メンバー。

 森保監督は、ベネズエラ戦から全先発メンバーを変えてきた。
いいんじゃないかな。 後半早い段階でレギュラー攻撃陣も投入して、レギュラー陣にも対アジアをちゃんと経験させた。

 試合はいきなり動いた。
前半2分、北川がドリブルで持ち上がって、杉本へと縦パス、杉本はトラップ出来なかったが、相手DFの跳ね返りを拾って、左に叩いたのを山中が左足でダイレクトシュート。 右ポストに当たってゴールに吸い込まれた。 正確なキックだった。
この後も攻めるが、精度を欠く。
そして、前半19分、敵陣中央の左でFKを得る。 これを原口がボールをニアに蹴って落としたので、GKが弾いてゴールに吸い込まれてしまった。 GKの技術の下手さと壁のニアにコースを開けるというありえないミスを犯していた。 話にならない。
このまま、大量得点になるかと思いきや、雑な攻めが続いた。
伊藤が2度ほど決定機を迎えたが、いずれもシュートを外した。 どちらかを決めていれば、悪い印象を受けなかったかもしれないが。
前半は、2-0で終了。

 後半も、そのままのメンバーだったが、ますます攻めが停滞した。
予定通りだったのか、早目に流れを変えないとダメと判断したのか、攻撃陣を4人とも変えた。
そうすると、流れが一変、ワンタッチパスが流れるように続き、ドリブルも冴える。
後半27分、こぼれ球を守田が縦パス、それを北川がダイレクトで落とすと、大迫がダイレクトでゴールに流し込んだ。 3-0。
さらに後半28分、右サイドに流れた大迫から南野へ少しドリブルして堂安へ、ダイレクトで流したのを中島がダイレクトでシュートを決めた。 流れるような攻撃だった。 ワンダフルゴール。 4-0。
もっと取れるかと思ったが、このまま試合終了。

 まあ、ぬるい相手だったが、サブメンバーの底上げとアジアカップに向けての最終調整という位置付けなんだろう。
最大の発見は、ボランチの守田 英正だね。
初めてまともに見たけど、これだけ出来るとは、驚いた。
プレーが実に安定している。 体格もがっしりしていて、ボランチとしてとても安定感を感じる。
守備が素晴らしいとの話だが、それを発揮する場面は少なかったが、パスが正確なのが良かった。 特に縦パス。
きちっと前に入れていた。 
三竿のキックの精度の低さが何度か見られたのとは、大違い。
前半の後半、CBの間に降りて、パス回しに参加する場面もあった。 色々出来るのにも驚いたよ。
川崎が優勝して「やべっちFC」に選手達が出た時、中村憲剛が是非出してくれと要望するほど見込んでいたのがわかった。
遠藤 航と十分競える選手と思った。

 サブの攻撃陣とレギュラーとの明らかな差を感じたなあ。
後ろから鋭い縦パスを入れると、まずぴたっとトラップ出来ていないし、レギュラー陣はそれをワンタッチで前を向くからねえ。
歴然とした差がある。 攻撃のスピード感が違ってくる。
原口でさえちょっと物足りなく感じるくらいだからなあ。 まあ原口はまだ本調子ではないんだろうけど。

 山中 亮輔は、日本代表に選ぶべきでないと思っているけど、シュートは決めたけど、イマイチかな。
北川 航也は、まだまだだけど、やれるかもという雰囲気は出している。

 この試合の成果は、守田 英正の発見だね。
一人でも有望な選手が見つかれば、okだよ。
批評家は、レギュラー陣に文句がつけれないから、サブ組のレベルアップが必要と囃し立てているけど、今のこの時期そんなに騒いでもしょうがないだろう。 WC予選は2年後。
今は、色々な選手たちに基本戦術を落とし込んでいく段階。
そして、有望選手の発掘。
そのレベルでも、アジアカップは制しないとダメだけどね。

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