ガンバ大阪、安定した力を感じる9連勝。 G大阪2-1長崎。

 J1第33節、ガンバ大阪はホームでV・ファーレン長崎と対戦した。


出場メンバー。
米倉を続けて使って来た。 攻撃をするには必要であることを、やっと理解したかな。
カード累積の倉田に代わって、中村敬斗を起用。

 予想通り、長崎が前からプレスをかけてきた。
ガンバも対抗するが、球際は長崎の方が上で、攻められる。
決定機までは作られなかったが。
そして、前半10分、ファンウィジョのスルーパスに右サイドで抜け出した小野瀬がGKと1対1に。 少し詰まったが少し浮かしてゴールに流し込んだ。 少し詰まったのがGKのタイミングを外したんだと思う。
ガンバが幸先良いリードを奪えたので、気持ち良くパスを繋ぎながらピッチを幅広く使って、両サイドから攻める。
楽勝かなと思ったんだが。
前半43分、長崎が左サイドからクロス、それをゴール前で中村敬斗が蹴り損ねたのを飯尾が拾って、右足を振り抜くとゴール左のネットに突き刺さった。 コースがなかったが、思い切り蹴ったら入ったという感じだった。
これで、1-1。

 後半もいきなり7分、遠藤の縦パスを受けた米倉がうまく前を向いて縦に持ち出してクロスを入れる。 渡邉がシュートを放つも、GK徳重が弾いた跳ね返りを中村が蹴り込んだ。 2-1。
中村敬斗のJ1初ゴール。 ここまで、積極的に仕掛けていたし、簡単にはたく所ははたいていて、良いには良かったが、ボールを貰う動きが物足りなかった。 いいポジションに動こうとする運動量が少ない。 すぐ足を止めてしまう。 攻撃時でさえ動かなかったら、ダメだな。

ここから、かなり長崎に攻められた。
長崎は、うまくボールを繋げていたし、ショートカウンターもあったし、サイド攻撃ありと多彩な攻めをやってきた。
いい攻撃が出来ていた。
特に、後半30分、ゴールまえのファンマにパス。 うまく斜めに持ち出して、左足でシュートを放つも、左ポストに阻まれた。
ガンバもカウンターからアデミウソンが強引に突破しようとするが、諦めて後ろに落とすも、藤本がミスキックで絶好機を外してしまう。
しかし、このまま2-1で逃げ切った。

 途中で入ったアデミウソンがボールを取られまくりで、酷かった。
1点リードしてるんだから、ボールをうまくキープして時間を潰しながら攻めるのが基本。
それをアピールしようと、雑なプレーをしていた。 状況をわきまえない自分勝手なプレーに走るのは、ブラジル人の悪い所だ。

 米倉は、前半2度ほどボールを取られるプレーがあった。
特に、三浦がボールを持ちあがったけど、出しどころがなくて、横の米倉に出した場面。
米倉は絶対ボールを取られてはイケナイところ。 そこでボールをこねて、奪われて、三浦が上がったスペースから攻められた。 大ピンチになるところだったけど、助かった。 あれは、猛省して欲しいね。 後から、山口コーチに絞られているだろう。
しかし、後半の決勝ゴールにつながった、遠藤の縦パスを受けて素早く前を向いて縦に抜けたプレーは、他のSBには絶対出来ないプレー。
流石だった。 米倉がいると、両サイドからバランスよく攻めることが出来る。 これが、ガンバのサッカー。
あと、小野瀬とコンビプレーが築けると、破壊力が増すんだがな。 それは来季の楽しみかな。

 宮本監督の采配が実にいいね。
遠藤から高に代えて守備を強化したのは、いいタイミングだった。 高はうまくボールを拾ったりカットしたりして、効いていた。
アデミウソンは、逆効果だったが。
藤本はゲームを落ち着かせてコントロールさせようとしたんだろうけど、絶好機を外してしまった。
けど、選手を固定せずに出来るだけ多く起用することは、とても大事。
モティベーションを落とさせないためにね。 その辺は、宮本監督は良く分かっているんだと思う。
冷静な人だけど、選手の気持ちも大事に考えているような気がするよ。
試合後、ホーム最後の試合だったので、挨拶した。
なぜ、ガンバが持ち直したのか三つの要因があると思いますと、とても真面目で感情的でない話をした。
宮本監督らしい媚びないいい話だった。 それをサポーターも感じ取って、拍手していた。

 長崎もいいサッカーをしていた。
欠けていたのは、決定力。 しかし、それも東口にプレッシャーを感じていたのも大きいと思う。
東口は随所にいいプレーをしていて、よっぽどいいシュートを放たないと、点が取れない雰囲気がある。
1点も思い切り打ったら入ったというシュートだったからね。

 ガンバは、これで9連勝。 10連勝だと、チーム新記録らしい。
最後の柏戦、せっかくだから、達成して欲しいね。

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