AFC U-19選手権インドネシア2018の準々決勝、U-19日本代表は、インドネシアと対戦した。
来年のU-20WC出場をかけての大一番だ。
日本の出場メンバー。
郷家はどうしたんだろう？
日本は4-4-2。
日本の楽勝かと思っていたのだが、youtubeでインドネシアの試合のダイジェストを見て驚いた。
粗削りだがレベルが高いのだ。
特にそのドリブル力。 誰が誰か分からないのだが、皆ドリブルが巧い。 スピードにのって、相手を簡単に抜いていく。
そして、FKが巧いのが何人かいた。 しかも、かなりの精度なのだ。 かなりの確率でゴールを決めてくる印象を受けた。
驚きのレベルだよ。 タイより確実に強い。 実に面白いチームになっている。
まあ、それでも、この日本チームに勝つのは無理だろうが。
試合は、インドネシアが引いて守って来た。
日本は攻めあぐねる。
久保や安部、交代で入った斉藤光毅が狭いスペースでドリブルで仕掛けるのだが、どっかで引っかかってしまう。
インドネシアは皆ドリブルが巧いので、DF達もその対応に慣れているのだ。
ちょっとヤバイかなと思い始めた。
youtubeで速いドリブルカウンターを見ているので、一発喰らう可能性がある。
高さのある選手を入れて、そこで勝負した方がいいんじゃないかと思い始めていた。
そんな前半40分、パスを受けた東が、相手陣中央でどフリーになっていたので、思い切り左足を振り抜くと、強烈なミドルシュートがゴール右上隅に突き刺った。 スーパーゴールだった。
これで一安心。 前半はこのまま1－0で終了。
後半、インドネシアも攻めてきた。
特に右WBの15番のラムダニのドリブルが鋭くて、止めれなかった。
PA内に侵入されるのはしょうがない、倒してPKだけは与えるなよと見ていた。 何度かピンチがあったが、クロスを中で防いだ。
そして後半23分には、PA中央手前の絶好の位置でFKを与えてしまう。 キッカーはラムダニ。
正直同点を覚悟した。 しかし、鋭いシュートでバーぎりぎり下だったが、比較的中央に来たので、谷が辛うじて触ることが出来た。
これを凌いだ後半25分、右サイドで久保がドリブルで仕掛け、相手2人の間を通す短いパス。 そこに走り込んだ宮代が体を捻って、ファーに蹴り込んだ。 2-0とリードを広げた。
宮代は、勝負強くなった。 決定力がついてきた。 U-17の時から大成長をしているよ。
昔から技術は凄かったけど、FWらしい精神力がついてきた。 頼もしい限り。
この後、日本は大分カウンターを食らわせるようになった。
しかし、交代で入った田川がゴール前のどフリーのシュートを外し（一瞬どうやって外したんだと目を疑うくらいだった）、その次の決定的なラストパスの精度を欠き、さらに裏に抜け出して打ったシュートもゴールを外した。
ほんと、田川にはがっかりだよ。 前に試合で何とか1点を取れたので、吹っ切れたと思っていたのだが。
これじゃあ、ダメだ。 失格。
試合は、このまま2－0で押し切った。
地元インドネシアの6万人の大観衆と異質のドリブラー集団相手に苦労したところもあったけど、しっかり勝ち切って、来年のU-20WC出場を勝ち取った。 素晴らしい。 どの大会でもこのWC出場を賭けた準々決勝は、苦労している。 それでもしっかり勝ち切るのは素晴らしいよ。
安倍のサイドからあまり攻めなかったのは、なぜなんだろう。 ラムダニを警戒していたのかな？
それにしても、前にも書いたけど、斎藤未月はファウルを取られ過ぎ。 何か世間からは評価されてるみたいだけど、守備の技術が低いんじゃないかな。 運動量と勢いだけで守備している感じだ。 不満だな。 特に相手に素晴らしいフリーキッカーがいただけに。
それにしても、久保は凄いね。 得点に直結するアイデア溢れるプレーをしてくる。 単に巧いだけでなく、クリエイティブなんだよなあ。
多分、日本サッカー史上最高の選手になってくれるだろう。
準決勝は、多分メンバーを大幅変更すると思うけど、GKの若月も使ってくると思うけど、そこを乗り切れるかどうかだね。
そしたら、優勝が見えてくる。
インドネシアについても一言言いたい。
素晴らしく、面白いチームを作り上げていると思うよ。
全員ドリブラーというチーム。 前半から攻めていたら、もっと可能性があったんじゃないかと思う。
日本をリスペクトしすぎたね。 歴代でもかなり強い日本相手だったのが、不運だった。
他のチームなら、十分勝てたと思う。
特にラムダニは、インドネシアの希望の星だね。 もしかしたら、Jリーグに来るかもしれない。 十分やれると思う。
カタール戦で3点を取ったリバルドという選手も面白い選手なんだけど、最後の方で交代で入っただけだったのは、なぜなんだろう？
東南アジアは強くなっている。 アジアも大変になってきそうだ。