「没後100年 岡崎が生んだ天才 村山槐多展」 ~夭折が残念~ * おかざき世界子ども美術博物館

 おかざき世界子ども美術博物館で「没後100年 岡崎が生んだ天才 村山槐多展」を見てきた。
わざわざ、岡崎まで行った。 それほど、期待が大きかった。
没後100年で関西で展覧会がないのは、どうしてなのかなあ?


 没後100年を機に地元で開催された村山槐多展。
22年の短い生涯であったため遺された作品は極めて貴重で、特に油彩画は27点ほどしか確認されていなかった。これまでに発見されながら公表されなかった油彩10点をはじめ総数約100点にものぼる新発見作品を、まとめて初公開、合わせて全国の美術館が所蔵する代表作も網羅して、260点あまりを展示する展覧会。

美術館前の広場に面白い遊具?があった。

 15歳くらいからの風景画、パステル画が並んでいた。
まあまあ。
「三国港風景」で、パステル画なのだが、色の塗り残しをそのままにして、絶妙の色の効果を出していたのは、画家だなあと感心した。
雑誌「強盗」のポスターとか、表現的な絵になると、俄然魅力的になった。
猿・猫・犬の絵など、元祖へたうまの絵と言う感じで、面白かった。

★ 「紙風船をかぶれる自画像」

いい絵ではないが、目に残る絵。

★『二少年図』がとても印象に残った。
槐多誕生と言うべき絵だと思う。
二人の少年が庭先の縁側に座っている絵。
庭の植え込みと二人の少年が紫に染められている。 こちらの感情をぐっ捉える絵だ。
注釈によると、槐多19歳のときの絵で江戸川乱歩の書斎に生涯飾られていたそうだ。

★ 「農学士・田中十三男像」
離れて見ると、素朴な感じの絵なのだが、近づいてみると、その繊細な眼の表情に驚く。

有名な「尿する裸僧」があった。
色がくすんでいて、想像していた黒光りする感じがなかったのが、残念。
「カンナと少女」の絵は展示されていなかった。

★「湖水と女」が代表作なのかな。
暗い表情の着物の女の背景に山に囲まれた湖を描いている。
象徴的な絵。

★「赤ダリア」

岸田劉生みたいな壺に、槐多のガランスのバラ。
暗めな絵だけど、いいね。

★「バラと少女」

背丈ほどの高さのバラの中に、少女が立っている。
不思議な絵だね。

槐多の傑作と言われる絵は、背景が主題の人物と同じくらいの強烈さで描かれ、その存在を主張している。
それが、異様かつ不思議で強烈な印象を見る者に残す。

槐多の傑作がもっと見られるかと期待していたが、それほどなかった。
もっとあるような印象があったのだが、やはり数は少なかったのだ。
夭折が残念だな。

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