「印象派からその先へ」展 * 兵庫県立美術館

 兵庫県立美術館で 「印象派からその先へ-世界に誇る吉野石膏コレクション」展を見てきた。

 19世紀半ばのバルビゾン派にはじまり、印象派を経て、キュビスムから抽象絵画へと至る近代美術の歴史を72点の作品によってご紹介する展覧会。

予想に反して、なかなかいい絵が多かった。 見る目があったんだね。

★ブーダン 「アブヴィル近くのソンム川」
雲に覆われた月夜の川。 陰影に富んだ絵。 粗いタッチに驚く。

★アルフレッド・シスレー 「モレに続く道」
右下の土手の荒々しい細長いタッチに驚く。 ゴッホみたいだ。
この部分を画面全体に広げれば、ゴッホの絵になる。

★オーギュスト・ルノワール 「シュザンヌ・アダン嬢の肖像」
パステルらしい透明感のある絵。 少女の青い瞳が印象的。

★オーギュスト・ルノワール  「赤いブラウスを着た花帽子の女」
ルノワールらしいピンク色の美しい女性像。 目がキラキラしているのが印象的。

★メアリー・カサット 「マリー=ルイーズ・デュラン=リュエルの肖像」
ルノワールの絵を見た後、この絵を見て、画面が引き締まっていると感じた。 そして一つ一つの線に神経が行き届いている。
これはドガの絵だなと思った。 しかし、タイトルを見ると、カサットとある。
これには、驚いた。 
2016年に京都国立近代美術館でメアリー・カサット展を見たけど、ここまで素晴らしい絵はなかったと思う。

★カミーユ・ピサロ  「モンフーコーの冬の池、雪の効果」
これは、傑作。 本展で一番の絵だな。
中央の二股の木が、画面を引き締めている。 その少し黒い幹が雪景色にアクセントを与えている。

★アンリ・マティス  「緑と白のストライプのブラウスを着た読書する若い女」

一目見て、マティスとわかる絵。

★モーリス・ド・ヴラマンク 「セーヌ河の岸辺」
赤土の道とジャングルのような並木。 熱帯の地の絵かと見紛う。 フォービズムだね。
ほかに3点ほどヴラマンクの絵があったけど、セザンヌとかのモノマネが酷くて驚いた。
訪ねてきた佐伯祐三に、「このアカデミックめ」と言った有名な逸話が、空々しく感じられたよ。

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