「生誕150年記念 藤島武二展」  ~堪能j出来る回顧展~ *小磯記念美術館

 昨年の12月の話になるけど、小磯記念美術館 で 「生誕150年記念 藤島武二展」 を見てきた。

 開館25周年を記念し、近代洋画の巨匠として知られる藤島武二の回顧展覧会を開催します。
 本展では、初期から晩年に至る藤島の油彩画を中心に、素描画、日本画、グラフィックデザイン資料等約150点を紹介いたします、とのこと。

 待ちに待った藤島武二の回顧展。
色々な展覧会でちらほら見る藤島の絵が好きなので、まとめて見たいと思っていたのだ。

 「逍遥」とか「池畔納涼」で、藤島の情緒性が絵に現れてくる。
藤島の絵ハガキ。 気の利いたデザイン。 いいなあ。

★「巴里寓居の記念」単なる写実でない色の構成が素晴らしい。

★ 「チョチャラ」

もの悲し気な顔に惹かれてしまう。 見飽きない絵だね。

★ 「ルツェルン」
こういう、ちょっとした建物の絵でも魅力的なんだな。
★ 「糸杉」
後期印象派的な絵。 斬新。
★ 「花籠」
 派手で明るく美しい。
女性の右の頬を大胆に赤く塗っている所に、彼の先見性を感じる。

★ 「匂い」

絵で匂いを表現したかったんだろうなあ。
マチス的な美しさがある。
藤島は色々なことを試みている。 この時代にそうであることが素晴らしい。

★ 「カンピドリオのあたり 画稿(右)」
この絵はどこかの展覧会で見たことがある。 当時美しいと思ったが、今回も美しい。
長い階段が印象的だ。

★ 「鳥羽の日の出」
ターナーのような大雑把に印象を捉えた絵。

★ 「大王岬に打ち寄せる怒濤」
いい波。 岩肌の色のパッチワークが広重の浮世絵のよう。

★ 「室戸岬遠望」
これまたぐっとくる絵だ。 日本画的な絵だね。
縦長の画面に手前に大きな岩を配している。
そして濃紺の海。
正に、大海原を遠望する気分にさせる絵だ。

★ 「耕到天」
山の斜面に作られた畑を色のパッチワークで表現した前衛的な絵。
しかし、絵としては、良くない。

 幾つかの代表作『蝶』・『黒扇』・『芳蕙』が見られなかったのが残念だが、多くの藤島の絵が見れて、大満足の展覧会だった。
ロマン派と呼ばれるようにいくらか情緒的な絵も多かったが、色々なことを試みている画家なんだなと思った。
明治の洋画黎明期の画家であるが、先駆的な画家だと思う。 イマイチ評価されていないのが不思議で残念だ。
それと、彼は色彩の画家だね。 色がいい。

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