「名画の理由」展 大阪市立近代美術館(仮称) 心斎橋展示室室  07/09/17

「名画の理由」展、なんだかしょうもないタイトルである。なぜこのタイトルかわからない。まあ所蔵品展というもっとしょうもないタイトルよりましということか。佐伯祐三はじめそこそこいい絵を持っているようだが、財政難で美術館を建てれない彷徨える美術館である。それなのに、モディリアーニの名品「髪をほどいた横たわる裸婦」を16億円で購入したそうだ。それを売り払って、美術館を建てたらいいのに。外国の名品を日本の美術館が売りにするのはどうかと思う。まあ、今は数年前まで出光美術館のあったビルのスペースに仮住まいしている。しかしここは悪くない。2部屋と狭いが、絵を楽しめる雰囲気があるし、休憩室から眺められる市街の向こうの生駒の山並みがいい。
 前期は、西洋と日本の間でということで、明治・大正・昭和初期の日本画・洋画が44点ばかり並べられていた。一部屋目は、あまり良くない。福田平八郎の「漣」はいいが。この絵は何回か見たことがあるが、ここにあったんだなあ、いい絵を持っている。第二室に来ると、背後に海を控えた堀みたいなところで、漁師が投網をしている風景の絵があって、夕日に薄く染まっている。レトロな雰囲気で、とてもなつかしい気にさせられる絵である。画家は、赤松麟作。この人の絵は、「絶筆」展でも感心した。無名だが、自分の好みに合うようだ。藤島武二の「カンピドリオのあたり」、今回一番良かった絵だ。イタリアのどこかの石段を描いた絵だが、いい色合いの絵である。関根正二の「天平美人」、若描きの褒めるような絵ではないが、惹きつけられるところがある。天才たる由縁か?小出楢重の裸婦、里見勝蔵の「雪景」はまずまず。佐伯祐三の「郵便配達夫」もあった。たいした展覧会でもないが、悪くもない。安いし、帰りに隣の東急ハンズで買物する分には、楽しめるのでは。
 写真は、関根正二の「天平美人」。
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