「妙心寺」展   京都国立博物館

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    「十六羅漢図」      長谷川等伯の「枯木猿猴図

 妙心寺展を見に京都国立博物館に行った(09/03/28)。開山無相大師650年遠諱記念ということで、禅寺の名刹である妙心寺の名宝が見られた。
 
まず、十六羅漢図」、人物表現が素晴らしい。特に、顔の表情がよく、修行僧の気合が感じられ、素晴らしいと思う。イキナリだが、これが本展一番だった。「松井雲江像」、元武士だそうで、実に堂々とした僧姿が印象に残る。狩野元信筆と推定されているようだが、そうであっても頷ける。狩野元信の「瀟湘八景図」、繊細な絵で素晴らしい。狩野元信の「四季花鳥図」、滝が流れ、手前に岩と草木、小鳥がいる。清澄な空気が流れている。さすがに狩野元信はいい。伝相阿弥の「瀟湘八景図屏風」、柔らかい筆致で、実に風景のバランスがいい。点々と描かれている人々、漁師、旅人、農民、理想郷である。瀟湘八景というと、中国の風景なので、ふーんという感じで見てしまうところがあるが、この絵は、日本の風景に消化されている。素晴らしい。「花園法皇坐像」、江戸時代の作だが、鎌倉かと思われるリアリズムがいい。曽我蕭白の「福島正則像」、さすが曽我蕭白、普通の肖像画にはならない。目が異様に怖い。白隠の「達磨図」、でかい。迫力がある。長谷川等伯の「枯木猿猴図」、筆の一刷毛、一刷毛で、枝やつるが描かれている素晴らしさ、さすが等伯である。
 
展示換えで、如拙の瓢鮎図」、狩野山楽の龍虎図屏風」、この2点が見れなかったのが残念。よく調べておくべきだった。しかし、京都の名刹には、素晴らしい絵があるものだと、改めて感心した。

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