[戦術分析] ~日本2-1ドイツ(後半)(WC第1節)~

 前回に引き続き、日本2-1ドイツ(WC第1節)の後半の戦術・プレー分析をやってみたい。

 後半頭から久保に変えて、冨安を投入。 5バックに変えてきた。

これで、ドイツの5トップに対応出来る。

日本は、積極的に前からプレスをかける。
何回かピンチを迎えるも、日本も伊東のところからチャンスを作れた。
長友・酒井の守備的WBで、ドイツの5トップに対応出来て、長友・酒井の位置もそこそこ上に上げれた。
そこで、後半12分、長友⇒三苫、前田⇒浅野の交代。
日本は、さらに攻撃的に出る。
しかし、前からのプレスを外されてピンチになることもあり、オープンな戦いになった。

後半22分、ギュンドアン⇒ゴレツカ、ミュラー⇒ホフマン

その直後の後半25分のドイツの攻撃

ムシアラからキミッヒにボールを流し、ニャブリが裏へ抜け出した所に、キミッヒが柔らかい浮き球のパスを入れる。

ニャブリはシュートを打たず、ホフマンに落としたのを、ホフマンがゴール隅を狙うが、権田が好セーブで弾き返した。
一連の流れるような素晴らしい攻撃だった。

さらにシュートを打たれたのを、権田が弾き返して、それをムシアラが拾って、ラウムに縦パス、それをクロス、

ホフマンが冨安に前に入ってヘディングシュートかと思いきや、上を抜けて、冨安の裏に走り込んだニャブリがゴール右隅に豪快なヘディングシュートを放つが、権田がスーパーセーブで弾き返した。 その跳ね返りをニャブリがシュートを放つが、またもや権田が弾き出した。
これは、凄い攻撃だったし、ホフマンの動きがフェイントになっているし、冨安の裏へ陰になって飛び込んできたニャブリのヘディングシュートに良く反応したよ。 権田のスーパーセーブだったな。

この直後の後半26分、田中⇒堂安。

田中の代わりに、鎌田をボランチに下げる。 カナダ戦でテストした攻撃的布陣。
伊東は左シャドーへ。 これは、ドイツを混乱させる。

後半28分、一瞬日本が5トップになった。

その時、遠藤が裏へミドルパスを送ると、走り込んだ伊東が胸トラップから右足でボレーシュートを放つが、ノイアーが弾き返したのを酒井がシュートを放つが、ふかしてしまう。 決定機だったけど、反応した浅野が邪魔になったな。

後半30分、怪我をした酒井に代えて、南野投入。

左シャドーに入っていた伊東は右WGへ、南野が左シャドーへ。
目まぐるしい変化。 ドイツは混乱するよ。 シュートを打たれた伊東がゴールから離れて、南野がやってきた。 また、タイプが違うからね。

そして、歓喜の瞬間、後半30分、また日本は5トップになる。

三笘が仕掛けて、裏へ動く南野へパス、南野がワンタッチで中央に折り返すのをノイアーに横っ跳びで触られるが、堂安がこぼれ球を左足で押し込んだ。 点を取るためには、これだけ人数をかけないと、ダメなんだな。

そして、後半34分、ハフェルツ⇒フュルクルク、ムシアラ⇒ゲッツェと前線を代えた。

後半38分、

自陣で得たFKから板倉がロングボールを前線へ送ると、裏へ抜け出した浅野が、絶妙なトラップで前を向き、DFと競り合いながらドリブルでPA右に進入すると、ノイアーのニアサイドを撃ち抜いた。
凄いシュートだったな。  セルビアまで流れて、身に着けた技術。
再度見ると、信じられない角度から決めてるな。

この後、この攻撃的布陣で守りきれた。

後半は、5バックにしてミラーゲームにして、前からプレスをかけて、最初はオープンなゲームになって、押されていたが、その後盛り返して逆転した。
後半22分以降の一連のピンチを防いだ後、堂安投入後は日本の流れだった。
田中⇒堂安で、鎌田をボランチに下げ、伊東が左シャドーへ。 この変更がドイツを混乱させたんじゃないかな。
浅野と伊東のプレスが効いたのもある。

5バックにしてミラーゲームにして、前からプレスをかけて、勝負をかけた。
それだけでは効かなくて、戦術的には、堂安投入後のポジション変更が勝利を導いたと思う。
それが、結論かな。 試合を再度、メインカメラと全体カメラで見直した結論だな。
いや~、見直しても興奮するね。 凄い試合だった。

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