[戦術分析](1) ~G大阪1-3鹿島(J1第1節)~

 G大阪1-3鹿島(J1第1節)の前半の前半の戦術・プレー分析をやってみたい。
実に久しぶり。 昨年はやる気になれなかったからね。
今年は片野坂監督だから、楽しみ。


先発メンバー。

3-4-2-1 vs 4-4-2

3-4-2-1が、フィールドプレイヤーの8割がポジション優位にあり、4-4-2殺しと言われているらしい。
まず、CB3人 vs FW2人で、優位に立っていて、ビルドアップがしやすい。

ところが、

ガンバは、ボランチの倉田が左CBの位置に降りて、昌子が右に移動して、両CBをSBの位置に押し上げるというポジション取りをした。 わざわざ2vs2の構図にしたのだ。
なんだ、これは? 理解不能。
CB2枚の場合、ボランチがCBの間に降りて、3vs2の構図にすることは、よくある。
同じボランチが降りても、これはわざわざ同数にするんだからね。 ありえない。
大分もこうしてたっけ?

そして、前半20分の失点の場面、

同じ倉田が降りる上の構図から、倉田がセジョンにボールを出して、セジョンが昌子にボールを戻した所を、荒木にプレスを掛けられ、前にロングボール、それをヘディングでピトゥカに繋がれ、素早く前を向いたピトゥカが一発で昌子と柳澤の間にパスを通してきた。 それを受けた上田が右に流れながら、前を向いてズドンとシュートを決めたのだ。
ピトゥカの素晴らしいパスだったが、昌子と柳澤の間が広すぎた。
なぜ広すぎたかと言うと、その前のビルドアップで昌子が右に、柳澤が左上に移動してたからだ。 戻りが遅かったんだね。

それにしても、なぜこんな位置取りをしたんだろう。
左右のCBをサイドに広げて押し上げても、その少し前にWBがいるから、ビルドアップのメリットが見えないんだけど。
実際、あのポジション取りで有効に攻めれたことはなかった。

高尾がパス回しが下手だから、外すためかな? 柳澤も高尾よりマシだけど、不安だしということで。
倉田と昌子でやるしかないと。
このやり方がこのメンバー限定ならいいんだが。 それでも良くないか。
?が付く采配だったな。 裏事情があったんだろうと、思いたいが。

続く。 かな?

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