サッカー日本代表監督にハリルホジッチ氏が就任。

　サッカー日本代表監督にハリルホジッチ氏が就任した。
就任前に、ハリルホジッチ氏を含め、ラウドルップやスコラーリ、スパレッティなどが候補にあがっていた。
勿論、ハリルホジッチの名前など知らなかった。
しかし、ひとつのサッカージャーナリストの書いた記事を読んで、ハリルホジッチ氏になってほしいと、思った。
その記事を読んで、名監督と思った理由は、
・ブラジルワールドカップで、アルジェリア代表を率い、グループリーグ突破、優勝したドイツと延長戦の末、惜しくも負けた実績。
南アフリカワールドカップ直前まで、あの強かったコートジボワール代表を率いていた実績。
・ブラジルワールドカップで、対戦相手に応じてシステムを変えながら、ことごとく機能させていたとのこと。
ザック・ジャパンでも3-4-3をマスターできていたら、結果も違っていたと思う。
複数のシステムを駆使する重要性を、選手も評論家も認識できていたら、3-4-3のマスターをあきらめなかったと思う。
・負けることが嫌いだ、というメンタル。
フレンドリーマッチでも絶対勝ちにいきそう。
今の日本人は、勝負への執着心を失ってしまっているから、そこに刺激を与えてくれそう。
・ボスニア・ヘルツェゴビナ出身で内戦という修羅場を経験した、つわものだということ。
その内戦では、止めようとして銃で撃たれた経験もあるらしい。
・オシムと親交がある。同郷ということもあるのか、オシムと同じ臭いがする。
知性的かつ強い信念があるようだ。

　これだけ揃ったら文句なしだ。
アギーレもかなりいい監督だったと思うが、あの顔を見ると、メキシコやスペインの狡猾さが、感じられ、あまりいい気がしなかったが、それでも日本人の潔癖さを補ってくれるかも、とも思っていた。
このハリルホジッチ監督は、まっすぐな人間のようだ。
それでいて、世界でもまれて、卑怯にやられることはない強さを感じる。
アギーレより、さらにいいかもしれない。
期待大。

さらに記者会見で、
「第一にロシア・ワールドカップに出ること。さらに参加するだけではなく、さらに上を目指したい。決勝トーナメントに進出したいと思っている。その目標に達するために必要な質を日本代表は備えていると思う」
と言った。
決勝トーナメント進出をコミットメントした。
これは、過去の代表監督には、なかったことだ。
その意欲、信念、自信に、益々期待大。