『激白!西野朗×岡田武史 ~サムライブルーの未来~』がとても面白かった。

 1/2にNHK-BSで元日本代表監督の西野朗氏(63)と岡田武史氏(62)の対談番組があった。
ロシアワールドカップと日本代表の未来について語り合った。
とても興味深い内容だった。 それと共に時々混じる岡ちゃんの天然が混じる西野元監督への突っ込みが面白かった。
予想通り。 しかし西野さんもやり返していたね。 そこんところも面白かった。
西野さんと岡ちゃんは早稲田のチームメイトだった。 二人の学生時代の写真が何度も映っていたけど、岡ちゃんがメガネをかけてプレーしていたのには笑った。 どうやってヘディングするんだよと思った。 謎だな。 DFだからヘディングしまくっていただろうに。

 さて、ロシアWCの振り返り。
コロンビア戦、
岡「香川がPKを決めて、香川があれで生き返ったよね」
岡「それにしても、試合に出ていない選手とか怪我明けの選手とか、よく呼んだよね」
西「岡崎なんか、こんなに足首が腫れあがっていて、こんなので間に合うのかと思ったけど」
岡「西なんか、天才だから、試合に出ていなくても出たら力が発揮できたけど、俺なんか努力型だから、試合感が戻らず力が出ない。西だから、わかるんだよな。 俺だったら今回勝てなかった。 西だから勝てたんだよ。」
こう言って、岡ちゃんがちらっと西野さんの方を見たら、西野さんは否定せずにうんうんという感じだったのには笑った。
そこは謙遜しないんだ。
1-1のハーフタイム、スターティングメンバーは口数が少なかったけど、控えメンバーが最悪同点でいいよと盛んに言っていた。 それを西野元監督は、いや勝たなければダメな試合だと払拭するのに苦労したと語っていた。
後半、一転して日本は攻めてたからね。 自分もテレビの前で勝ちに行けと叫んでいたけど。

 セネガル戦、
西「同点ゴールは、岡ちゃん(FW)が取ったゴールみたいなもんだよ。 まあ、本田のも簡単なシュートじゃないんだけど」

 そして、ポーランド戦
岡「最後の10分の前に、そもそも先発を6人もよく変えたよね。」
西「岡ちゃんもわかってるだろうけど、WCの1試合2試合の疲労度はハンパないんだよね。 変更は初戦勝ってベスト16をイメージした時から考えていた。」
岡「それはそうだけど、勇気あるよ。」

岡「僕らの仕事って、答えのないことを決断することで、ギャンブルと一緒なんですよね。 ギャンブルって勝つか負けるかだけで、どっちが正しいかじゃないんですよ。 正しいか間違いかじゃないんですよ。 西野さんはあの場にいて、直感で決めるわけだから、何かを感じて直感で決めて、結果、勝ったんだよ。それが全てだよ。」
西「でも、自分の信条ってあるしね。 前から行けとかアクションしろとか、何であの場でああ決めたのか、それがワールドカップかもしれない。 今でも自問自答してるよ。」
西「あんなことしたら、夢を失っていたり、サッカーの道を断念する子供たちもいるんじゃないですかと報道陣に言われて、それはね。」
岡「鈍感な西野さんでも感じるの?」
西「それだけは、敏感に感じたね。」
岡ちゃん、鼻で笑ってたね。 俺も同じ。 あのポーランド戦を否定的に言ってる奴は、なんてお花畑なんだと思ってしまう。 そして、賭けに勝ったというのは、過去記事でも書いたけど全くの同意見。
あの背戸際で感じて行った決断は、雑念のない純粋な決断だよ。 ただ目標に向かって決めた決断。 尊いよ。
あれこれ言う奴は、当事者やその場に対する想像力がない奴だね。 自分の意見に酔っているだけ。

岡「みんながレンガを積んで行っているんだよね。 まっすぐに積んで行っていると、簡単に崩れてしまうんだよ。
上だけじゃなく、横に積むのも必要なんだよ。 負けてるから誰にも評価されないけど。 しかし、必要なことなんだよね。 今回、西野さんは上にも積んだけど、ポーランド戦の負けで横にも積んだんだよね。 あれは、日本のサッカーの土台になるんだよ。 あの10分はちゃんとレンガを積んでる。」
こういう話をさせたら、岡ちゃんはうまいよね。 腹に落ちる。

べルギー戦、
岡「最後の本田のCK。 あれを繋いで時間を潰せという意見があったけど、それはおかしいよね。」
西「あそこは、2回連続のビッグチャンス、当然行くよね。」
自分は、カペッロの意見を引用して、本田に批判的なことを書いたけど、TVで見ていた時は、イケイケで見てたね。
惜しいFKの次のCK。 あれで回す方がおかしいか。 まあ、どこか本田を批判したくて書いたのかもなあ、当時は。

 ニュースを挟んで、日本代表の未来について語り合った。
西「ポイチは温和な感じだけど、それに騙されてはイケナイよ。 勝負へのこだわりは相当強いよ、勝負師というか。 あいつの眼光の鋭さは、岡ちゃんと同じだから。 昔のね。」
岡「あいつは、謙虚なの。 謙虚のふりをしているの?」
西「謙虚は謙虚だよ。 それ大事でしょ。 岡ちゃんは謙虚という言葉は多分知らないと思うけど。」

各選手の話題になって、
大迫について、
西「大迫は何でも出来るから凄いよね。 ボールを収めてタメを作れるし、頭・両足でやれる、スペースに動ける。」
岡「強いチームには、バイタルでボールを収めることが出来る選手がいるんだよね。 メッシみたいに前も向ける選手がいたらいいんだけど、少なくともそういう選手がいるんだよね。」
西「ハリルホジッチは、ボールを収めさせないんだよ。 ワンタッチで叩けと、大迫はボールを収めて、タメを作りたかったんだけど、それを認めなかったんだよ。」
これは、大きな話だね。 ハリルは大迫にポストプレーをさせなかったのか。 大迫の一番の強味なのに。
大迫は、ロシアWCを見て、ポストプレーでは世界有数のプレイヤーだと確信した。 屈強なDFに負けてなかったんだから。
コロンビア戦の先制点、ロングボールで前に抜け出せたのも、大迫が強かったからだよ。 その大迫にポストプレーを指せなかったのは、問題だな。 日本人FWにポストプレーは無理という先入観があったのだろう。 自分もあったけど。
だから、本当に驚きだよ。 ハンパないという言葉が言われているけど、誰もわかっていない。 日本人のあのフィジカルで世界のDF相手に勝てるポストプレイヤーなんだから。

西「若手はクラブ事情で35人に選べなかった。 23人に選ぶと確約するなら、OKだと。 それで選べなかった選手はいると」 35人でテスト試合に呼ばれて、WC本番に選ばれなかったら、クラブにとっては損だから、選べなかったと。
これは、問題だよ。 こんなことが許されるのか? これは、FIFAの規約違反じゃないのかなあ。 

長谷部について、
岡「チームを劇的に変えようとして、中澤から長谷部に変えたんだよ。 そしたら、練習で闘莉王が俺はハセのキャプテンなんか認めねえ~と叫びやがったんだよ。 聞いたら長谷部も昔は要領のいい男だったみたいだね。 地位は人を変えるんだね。」 
西「代表が苦しんでた時、ハリルの指示を何とか皆に伝えていたんだけど、ハリルの思い通りのことがチームが出来なくて、長谷部が夜にハリルと話し込んでた時があったねえ。 こいつは本当にチームありきの男だなと」
岡「時々、電話かかってきたんだけど、大丈夫です。 最後にやるのは選手ですからぼくらでやりますと言っていたのに、最後は、さすがに厳しいですと」
これは、爆弾発言だね。 
ハリルホジッチ監督に対する本音がなかなか出てこない中、やっとこさ、ちらちら出て来た。
田嶋会長がハリルホジッチ解任を決断するのに、絶対選手の意見を聞いていたはずだと思っていた。
本田や香川は干されている立場だから、参考に出来ない。 キャプテンの長谷部にチーム状況について絶対聞いているはずだと思っていた。 長谷部は、「ぼくらでやります」から「さすがに厳しいです」までになっていたんだな。
「ぼくらでやります」も相当ダメな状況だけど。
田嶋会長の判断は妥当だったということか。 キャプテンの長谷部に「さすがに厳しいです」と思わせていたら、監督としてダメだったということだろう。

西「アジアカップは勝たないとダメだよ。 どんな状況であっても」
岡「日本は苦しんだ方がいいと思うよ。 マンツーマンでつかれたりして。 その苦労がステップアップに繋がるから。 結果がどうのこうのじゃないと思うけど」
すかさず、西「いや、勝たなきゃダメですよ。」と強く返した。
岡「何?ノルマは?優勝じゃなきゃダメ?」
西「・・・、逆にダントツで力があるんじゃない、今は。」
岡「ノルマは、圧倒的に優勝? 賭けようか?」
西「圧倒的というか、勝てるでしょう。」

 いや~、何この自信。
これは、あれだね。 技術委員長として、WC予選で他の国々を見て来て、最新の状態を知っていて、さらにWCでの日本代表の手応えからくる自信だね。
これは、最新状況を知っていて、感性の鋭い西野さんの方が正しいかもしれない。
自信というより、そう感じているんだろうね。
これは、イラン・韓国以外には圧倒して、イラン・韓国にも勝って優勝するかもね。

 今日、NHK-BSで森保監督のインタビュー番組がある。
まあ、無難な発言が多くてあまり面白くないだろうけど、しっかりと本音を感じ取りたいね。

1月4日(金) 午前9時00分に再放送されるみたい。 オススメ。

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