松波新監督の力量は? 2012年を振り返ってみる。

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 G大阪は宮本恒靖監督の契約解除し、後任監督が決まるまでは当面、松波正信強化アカデミー部長が監督を兼任することを発表した。
和田昌裕強化アカデミー担当兼普及部長のコメント、
 「選手たちを見ていると消極的になっている。ボールを失わないのが宮本サッカーだが、逆にボールを大切にすることばかりにいってしまった。ボールを失ってはいけない、怖がったプレーに見える。勇気を持って出して欲しい。ゴールを目指さないといけない、そういう気持ちを前面に出すことでランニング増えたり、相手の裏にボールが出たりする。それが攻撃面で生かされると分析している。今の意識を変えていこうと。意識改革が一番大切かな、と」
 「ケガやコロナ(クラスター)で2週間の活動停止もあった。コンディションの部分で選手個々がバラバラで、なかなかスタメンが固定できなかったのは、宮本さんが悩んだ一番のところと思う。11人のレギュラーを示すことで、そこから競争になり、選手交代や試合によって入れ替えたり、そういう風に示せれば良い。まず松波さんには11人を選んでもらうようにしたい」
 「経験がある監督じゃないとダメ。ACLも戦う中で、理想はACLの指揮経験のある監督。外国籍選手も含めて、ウチは代表7人が在籍しているので、その選手に方向性を示せる人が良い」
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 さて、松波新監督、2012年のJ2降格を招いたので、極めてイメージが悪い。
しかし、セホーン監督&呂比須ワグナーコーチという前代未聞の傀儡監督体制を敷いた山本浩靖強化部長の大失態が1番の要因なので、ちょっと振り返ってみよう。


2012年のJ1順位分析表


得失点の偏差値の2乗平均と順位


得失点の偏差値と順位

リーグNo.1の得点数67なのに、降格したんだな。 これは、前代未聞。
得点数67は、2019年の超攻撃的サッカーで優勝した時の横浜マリノスの得点68と変わらない。
おまけに得失点差が+2。
1試合当たり、得点が1.97、失点が1.91だ。
失点が多すぎるのは勿論ダメだが、この得点力でダメ出しを出来ないようにも思える。

ガンバ大阪のJ2降格の要因について触れた記事を見つけた。

その要因のひとつに挙げられるのは、体力的な問題だろう。
「監督が代わって、今季は開幕前のキャンプでもあまりフィジカルトレーニングをやってこなかったと聞いている。そこで楽をしたツケが、春先はもちろん、その後の結果にも表われたのかもしれない」と名波氏が分析するとおり、今季のガンバは終盤に息切れすることが多かった。65失点のうち、およそ3割におよぶ21失点を後半75分以降に喫した。そのため、勝てる試合を引き分けたり、ドローにできたゲームを取りこぼしたりしたのだ。

これが、本当なら、松波監督も可哀そうな話だな。

松波監督の監督成績

2012年は、松波監督としての成績は、9勝11敗11分け、降格するような成績じゃないな。
鳥取での成績も悪くない。


鳥取で失点が多かった訳でもない。
得点が多い訳でもないみたいだが。

ダメ監督だと思っていたけど、やれるかもしれないな。

これが2012年の陣容、システムは4-4-2が27試合で、4-2-3-1が6試合。

数字は試合数。

このメンバーで降格したのが、信じられないな。
倉田と藤春が当時もうレギュラーだったんだな。 よく覚えていない。

暫定新監督は、宮原コーチの可能性が一番高かったと思うけど、松波GMを選んだ。
松波さんが自分で自分を選んだんだのではなく、小野社長と和田強化アカデミー担当兼普及部長が選んだんだろう。
案外、やれるかもしれない。 期待したい。

 「11人のレギュラーを示すことで、そこから競争になり、選手交代や試合によって入れ替えたり、そういう風に示せれば良い。まず松波さんには11人を選んでもらうようにしたい」という和田さんのコメントには反対だな。
これから暑くなり、益々過密日程になる中で、連戦起用は良くない。 怪我人が増えるし、パフォーマンスも悪くなる。
三浦が調子よくないし、井手口も精彩を欠きつつある。 無視することだ。

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