U-22日本代表は、キリンチャレンジカップで、U-22ジャマイカ代表と対戦した。
前半5分、PA手前の右からのFK、安部が蹴ると思いきや、中山が強烈な一撃を、ゴール左上に突き刺した。
これで、波に乗り、旗手・前田大然・旗手・安部裕葵と次々に点を取った。
前半だけで5-0。
後半6分に、東が追加点、後半13分に前線の3人を変えると、
その3人、一美・三笘・岩崎悠人がそれぞれ点を取って、合計9点を取って、9-0と大勝した。
攻守の切り替えが速かった。
ボールを取られると、前線の選手がすぐボールにプレッシャーをかけ、ボールを奪い取った。
前でボールが取れると、そこからショートカウンターを仕掛けられるので、次々に点が入ったという感じだ。
前田大然が、前から猛然とプレスを掛けるので、厄介だったろう。 スピードとスタミナを兼備しているからねえ。
ロンドン五輪の時の、永井謙佑のよう。 永井も当時前から猛然とプレスをかけて、それが強力な武器になっていた。
あと、ジャマイカが3-4-2-1のシステムに全然対応出来ていなかったな。
前線の選手が全員点を取った。
それは、良かったんだが、逆に選手の選別のテストにはならなかったな。
ジャマイカが弱すぎたというか、3-4-2-1に対応できなさすぎた。
まあ、それでも選手を評価してみよう。
前田大然が、一番良かったかな。 今まで、案外ワントップで使ってこなかった。 シャドーの方が多かったような気がする。
前田大然は、前からプレスをかけれるというのが、大きな武器。 あと、ワントップ・ツーシャドーだと、前に広大なスペースが広がっているので、スピードがずば抜けている前田にとって、最適なポジションだ。
安部裕葵は、技術で違いを見せてたけど、キレがあまりなかった。 もっと出来るだろう。
旗手も良かったけど、大学生だからな。 レギュラー陣には勝てない。 川崎フロンターレでいきなりレギュラーを奪ったら、選ばれるかもしれないが。
WBの東と長沼は、1対1で仕掛けることが出来なくて、力不足。
東はまだキックの精度があるが、長沼はキックの精度もなくて、ダメだな。
正直、ガンバの福田湧矢がなぜ途中交代でさえ使われなかったのが、不思議でしょうがない。
福田があの出来の長沼より落ちると思われたのかな? どう見ても、福田の方が上だろ。
サンフレッチェ広島ユース出身で優遇されているのか? 練習での福田の出来がよっぽど悪かったのか?
残念だな。 もうチャンスは、回ってこないだろう。
一方、一美和成は、まずまずの出来だった。
ポストプレーも出来ていたし、得点も取った。
一番良かったのは、後半34分、岩崎からの縦パスを受けて、ワントラップで打ったシュート。
トラップからのシュートが凄く速かった。 ゴール左を狙ったシュートはGKの好セーブに遭ったけど。
一美のレベルの高さを感じさせたプレーだった。
慣れればもっと出来るだろう。 レギュラー争いにギリギリ加わった感じだな。
後ろの選手の評価は難しい。
相手のプレスを受けた状態でどれだけプレー出来るかどうかが問題だから。
コロンビア戦は、相手のプレスがとても厳しかった。
中山があれに対応できるかが、見たかったんだが。
U-22ジャマイカ代表は、五輪1次予選で負けているみたいだ。
大したことない島国に。
かなり弱いチームだったんじゃないかな。