ガンバ、井手口のトップ下起用は、どうだろうか?

 ワールドサッカー11月7日号で欧州クラブの「戦術&キーマン」完全ガイドという特集をしていた。
それをたまたま読んでいたら、バルサの記事を読んで、これだと思った。


バルサはインテル戦で負けている時、ブスケッツに代えて、ビダルを起用。
中盤の布陣を逆三角形から正三角形に変える。
ビダルを、強力3トップの後ろで掃除役に起用したのだ。
そして、デヨングとアルトゥールを後ろに下げて、ゲームメイクに集中させた。
これが、功を奏して、バルサが逆転勝ち。

この記事を読んで、これだと思った。
ビダルが井手口。 まさに井手口にふさわしいポジションと役割だ。
ポジションで言えば、トップ下だが、司令塔としてのトップ下ではなく、掃除役としてのトップ下。
井手口は抜群の運動量で広い範囲をカバーする。
逆に言えば、じっとしているのが苦手なのだ。 だから、ワンボランチではダメ。
そして、攻撃能力も守備的選手としては高いものがあるから、トップ下にいても、攻撃は停滞しない。
掃除役としてのトップ下は、井手口には打って付けだと思う。


今のガンバに当て嵌めると、こんな感じ。

面白いと思うけどねえ。
勿論、井手口ありきの布陣なので、これをガンバのメインの布陣には出来ない。
仙台戦で井手口がいたから、前で素早く相手のボールを奪い返すことが出来ていた。
あの広い範囲をカバーする運動量を見ていると、2列目の横幅一杯をカバーできると思う。
本人も狭い範囲で動いていても、物足りないと思っているんじゃないかな。
それと、矢島がリオ五輪の時とは違って、プレーがインサイドハーフではなくボランチタイプに完全に変わった。 勿体ないんだけどね。 今は、配給役が相応しい。
なので、後ろに下げて、遠藤とダブルボランチ。 井手口が前で早目に相手の攻撃を潰すから、遠藤と矢島でも守れるだろう。
面白いんじゃないかなあ。
井手口をピッチの真ん中に置いて、最終ライン以外の全方位を守らせるという感じかな。
流れを変えたい時とか、負けている時とか、使えるんじゃないかなあ。
一度、やってみて欲しいなあ。

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