J1第9節、ガンバ大阪はアウェーでベガルタ仙台と対戦した。
ボランチに矢島を起用してきた。
何かを変えようと、宮本監督の出した答えは、遠藤を使わないことだった。
前半立ち上がり、互角だったかな。
ガンバは不用意な立ち上がりの失点タイムを切り抜けた。
そして、前半32分、CKを矢島が蹴ると、GKシュミット ダニエルが飛び出すも触れず、後ろにいたキムがヘディングゴールを決めた。 キムもまさか後ろに流れるとは思っていなくて、頭に当たって入ったというゴールだった。
シュミットは、出たら触らなければダメで、これじゃあ代表のGKは任せられない。
ただ、シュミットの前に今野が立っていて、さりげなく邪魔をしていた。 今野のマリーシアという奴かな。
ただ、反則になるような露骨なのではなかった。 GKの難しい所だろう。
この先制点は、ラッキー以外の何物でもなかった。
矢島のCKは、相変わらずダメだ。 低くてニアで引っかかるボールが多すぎる。
この得点のCKもGKの守備範囲だった。
さて、このラッキーゴール。
長い目で見れば、こういう幸運はどのチームにも公平に訪れる。
サッカーは、なかなか点が入らないスポーツなので、こういうラッキーを活かせるかどうかは、とても重要。
仙台は、失点後、攻撃を強めてきた。
フィジカルコンタクトになれば、ボールはほとんど仙台が奪い、こぼれ球も仙台が多く拾っていた。
ガンバは普段から、球際の本気の練習をしていないんじゃないかな。 だから、下手なんだ。
恐らく、J1で一番下手だろう。
それでも、耐えたかなと思った前半46分のアディショナルタイム、PA手前から永戸が勢いよくミドルシュート、三浦の頭に当たって、コースが変わり、ゴール右に吸い込まれた。
三浦は頭を下げた。 だからボールを後ろに逸らす感じになったのだ。
三浦はボールにびびったんだな。 根性のないCBだ。
顔にボールが来たら、反射的に避けようとする。 しょうがない所があるが、そこを根性を出して、顔面でも止めるかどうか、そこの根性は問われると思うよ。
CBか守備的ボランチの誰かが、気迫を出さなければならない。 それがいない。
今のガンバでは、東口が一番出してるくらいだ。
ファビオがいた時は、ファビオが出してたけどね。
ここで、前半終了。
それにしてもアディショナルタイムだけに痛いゴールだった。
ラッキーゴールを活かせなかった。 相手にもラッキーゴールを取られ、これでイーブン。
後半、互角の感じで試合が進んだ。 若干仙台よりかな。
CKの時、仙台は東口の前に人を立ててきた。 前半はいなかったのに。
よっぽど、腹が立っていたのだろう。
そして、その選手がCKを蹴る前から、東口とやりあっていた。
そして、CKで邪魔をして反則を取られていた。 あんなに露骨に邪魔しますよとやっていたら、取られるよ。
馬鹿だなあ~と思った。
仙台が積極的に選手交代したが、ガンバはなかなか動かず。
後半34分、やっと動いたと思ったら、アデミウソンに変えて、遠藤を投入してきた。
矢島だとばっかり思っていたら。 アデミウソンだけが違いを出してチャンスを作り出していたのに。
そしてロスタイムに入った後半46分、PA右手前から石原崇がライナー性のクロスを流しいれ、それに途中投入の長澤が合わせて、ゴールネットに流し込んだ。
長澤が出てきた時、嫌な予感がしたんだよね。
こういう時は、前いたチームに恩返しゴールが、良く決まるんだよね。
そういえば、矢島もベガルタにいた。 矢島は恩返ししなかった。 薄情もんだな。
そして、試合終了。
1-2の逆転負け。
わずか1勝だった不調のベガルタにも逆転負け。
内容でも負けていたし。 重症だな。
矢島は運動距離が一番多かったようだ。
良くやったと言いたいところだが、物足りない。
守備がダメすぎる。 遠藤の方が守備がいいくらいなんじゃないかな。
フィジカルコンタクトをしていないように思える。 ボランチなのに。
かなり仙台にボールを回されていたからねえ。
自分は、ファンなのでという前置きをしながらも、ガンバを優勝候補の一つと予想した。
それどころじゃない。 またまた降格争いになりそうだ。
薬が見つからない。
宮本監督は、色々試行錯誤しているが、唯一変えていないことがある。
CBキムの起用だ。
これだけ、失点しているのだ。 一度、外してみるべき。
そう言えば、新外国人選手のダビド コンチャは、どうしたんだろう?
ベンチにも入っていないが。