ガンバ、実に腹立たしい引き分け。 G大阪2-2神戸。

 J1第21節、ガンバ大阪はアウェーでヴィッセル神戸と対戦した。
前回、2-0から逆転負けを喰らった相手。 そこから一挙に最下位まで落ちた因縁の相手だ。
高がやらかして、それは宮本監督がやらかしたことでもある。
そこから挽回するのにどれだけ苦労したことか。 それだけにやっつけなければならない相手だ。


出場メンバー。
パトリックを早速使ってきた。
面子を見れば、守備は大丈夫なのかな?という超攻撃的布陣だ。
最初は機能していたんだけどね。

暑い日だったので、ガンバは前から追うようなことはせず、リトリートしてカウンターを狙う戦い方で入った。
そして、いきなり前半8分、倉田の前に抜け出す動きを見て、矢島がロングフィード、その浮き球を抜け出した倉田が見事にワントラップ、前に出てきたGK飯倉を外して、ゴール左下に蹴り込んだ。
見事なゴールだった。
この先制ゴールでカウンター狙いの戦い方がより有効になった。
前半33分にも、ルーズボールが、DFの背後に抜け出したアデミウソンにわたり、PA内に進入、素早く寄せてきた飯倉を外す、浮き球のシュートを放つが、枠を外れた。 決定機だった。 あれを入れないと。
このまま、1-0で前半終了。
前半、神戸にボールを握られたが、ガンバは後ろにリトリートして、カウンター狙いで、理想の戦い方が出来た。
体力も温存できていたと思うのだが。

後半、ガンバは3バックを4バックに変更した。
福田を左SBに下げて、倉田もボランチに下げて、矢島とのダブルボランチにした。
相手の3トップに対して、1枚多い形にした。
柔軟な対応で、しかもそれに対応できるメンバー。 いい采配だった。
そして、後半8分、カウンターから、宇佐美が見事に少し溜めを作って、上がって来た内の倉田に戻して、倉田がフリーで前へドリブル、フリーになったパトリックにパス、パトリックはPA中央に進入、飛び出してきた飯倉をかわしてシュートを蹴り込んだ。
これで、2-0。
勝ったと思ったけどね。
この後も、チャンスを作るが、決めきれず。
後半19分、パトリックに代えて、遠藤を投入した。
アデミウソンのポストに当てるシュートとか、高尾の飛び込んだシュートとか、試合を決める場面が何度もあったが、決めきれなかった。
神戸は、前からのプレスを強めてきた。
ガンバが巧くボールを繋げなくなり、神戸が支配するようになる。
後半33分、イニエスタからの縦パスを受けた古橋がPA内で福田に倒され、PK。 少し当たったぐらいで、2-0でなければ、PKにならなかったような奴だ。
このPKをイニエスタを蹴って、一度は東口が手に当てて防ぐんだが、その跳ね返りをイニエスタに落ち着いて決められた。
嫌な流れ。
さらに、後半39分、交代で入った西がクロス、ファーサイドに走り込んできた増山が頭で合わせて、ゴールネットを揺らした。
2-2の同点。
この後、オープンな戦いになった。
やられてもおかしくなかったが、辛うじて引き分けで終わった。

それにしても実に腹立たしい試合だった。
この試合も楽勝出来る試合だった。
3点取ることも出来たし、逃げ切ることも出来る試合だった。
遠藤を入れたのが間違い。 入れるなら、アデに代えてだったな。
パトが居れば、クリアでも競り合ってくれて、ルーズボールになる。
遠藤は試合を落ち着かせることが出来なかった。 役割を果たせなかった。
まだ、攻めたいんだろうな、勝ちを優先するよりも。
遠藤は、1000試合出場おめでとうだけど、失望させられた試合でもあった。
因縁の神戸をここで叩いて、上位浮上を狙う試合で、そうなりかけていただけに、失望は大きい。
これでは、勢いは生まれない。 今シーズンはここまでという試合だったな。

神戸は終盤前からプレスをかけてきて、疲れ知らずだった。
それに反して、ガンバは前線の消耗が激しかった。 プレスをかけてなかったから、体力を温存出来ていたはずなのにな。
情けない。

神戸はイニエスタが素晴らしかった。
チームの得点の匂いがなかったから、自分でドリブルで仕掛けまくってきた。
あれだけプレーして、よく暑い中体力が持ったと思う。 見直したよ。
あと、相変わらず、古橋が良かったな。

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