J1第22節、ガンバ大阪はホームでサンフレッチェ広島と対戦した。
出場メンバー。
井手口が帰ってきたと思いきや、食野が出て行った。
苦労して新生ガンバになろうとしてたのに、元に戻っていく感じ。 なんだかなあ。
パトリックが出れないのが痛い。
どういう試合になるのかなと見ていたら、前半はガンバがボールを支配した。
前からプレスに行けていたし、攻守の切り替えが速かった。
そして、球際が強かったのだ。 ごちゃごちゃっとなっても、ガンバボールになることが結構多かった。
これには、驚いた。 ガンバは、J1で一番球際が弱いのに、何があったんだろう。 練習するようになったのかな?
ガンバが押していたのだが、広島の守りは固い。 名の知れた選手はいないんだけど、最後の所で体を張る。
そして、時々カウンター。 その精度が結構高くて、いやらしい。
前半は、0-0で終了。
後半は、広島も前に少し出てきた。
5分か少しガンバが押していたのかな。
じりじりした展開が続く。
こんな展開でも、昔は90分で1点仕留めればいいやと見ていたんだが、今は1点取られるの心配の方が大きい。
柏のケアに神経を使っていたのか、目立たなかった小野瀬の仕掛けが増えだした。
そして、後半44分、倉田が右に大きく展開、小野瀬が右サイドで受けると、PA右に進入して1人交わして、左足の強烈なシュート、GK大迫が前にはじいたボールを、前に詰めていた倉田が押し込んだ。
ガンバが広島のゴールをやっとこさこじ開けたゴールだった。
小野瀬が違いを見せたゴールだった。 前半は抑えて、後半途中から攻撃的に出てきたプレーぶりも頭脳的な感じがする。
倉田もサイドチェンジのボールを出してからゴール前に入り込んだ動きは素晴らしかった。
本当に苦労して掴んだ1点だった。
このまま終えれば、素晴らしい勝利だったんだが。
広島も攻めの交代カードを3枚切っていて、後半47分、PA手前の右から森島がクロスをゴール前へ、ファーサイドに入ったペレイラがヘディングで合わせると、ゴール右隅に決まった。
何とも、あっけない同点弾。
あんなに苦労して1点取ったのに、最後パワープレー気味に来られて、いとも簡単に同点にされるとは。
90分の苦労が、あっというまに泡と消えた瞬間だった。
そして、このまま1-1で終了。
ガンバの逃げ切れない守り切れない弱さが、2試合続いた。
がくっとなる引き分けだよ。
前がアデと宇佐美だとポストプレーが出来ないので、引いた相手には苦しいね。
その辺のもどかしさは感じた。 それでも工夫して1点取ったんだけどね。
小野瀬はガンバTVでインタビューを見た時は、これはアホだと思ったけど、サッカーは賢くプレーをする。 やっぱり、いいね。
倉田は攻守に頑張るねえ。 ガンバで今一番替えたくない選手だね。 どこでもやれるし。
ヨンゴォンも良かった。 自分の持ち味を出してきた。 積極的に1人交わして前にボールを運ぶプレーが目立った。
スピード系にも対応出来ているし、要は攻守とも足元は強くて、ハイボールに弱いみたいだな。
福田も攻守に少しづつ成長している感があって、いい。
高尾が、グランパスの下部組織で仲間だった森島に対して凄く厳しいプレーをするのが、面白かった。
高尾は闘争心を表に出さないタイプなんだけどね。 森島もファウルまがいに当たられても、文句を言ってなかったね。
やられても文句は言わんという感じで、そういう関係が見れたのが面白かった。
それにしても、ガンバは2試合連続痛い内容の引き分け。
もう、浮上するのは無理そうだな。