鉄壁ガンバ誕生かと思いきや。 G大阪1-1鹿島。

 J1第12節、ガンバ大阪はアウェーで鹿島アントラーズと対戦した。


出場メンバー。

鹿島が積極的に攻めて来て、ガンバも少し対抗。
いきなり試合が動く。
前半6分、倉田がパトリックに出して、そのリターンを拾って、ライン際まで侵入、折り返したのを宇佐美が潰れて、後ろに流れてきたのを、小野瀬が正確なキックでゴール右下に蹴り込んだ。
幸先よく先制。
倉田のらしいプレーは、久しぶりに見た気がする。 小野瀬のキックの精度も高い。

ここからガンバは、固いプレーに徹した。
東口とDFラインは、ロングボールを多用。 パトリック目掛けて蹴り出していた。
前節、DFラインのミスから2失点したのを反省したのか? 
「その練習をしないと、後ろからのビルドアップは望めない。 出来ないなら、もっと東口はロングキックすべき。
そうすれば、相手も前からプレスにはあまり来なくなる。しばらくは、ロングキックを増やした方がいいんじゃないかな。」と記事を書いたのだが、その通りにしてきたのは、驚いた。
ちょっと極端だったけど、それも良しと見ていた。
攻撃出来なさ過ぎたのが、何とも歯痒かったが。
かなり攻められたけど、点を取られる気がしなかった。
昌子と覚醒した三浦とヨングォンの3バックとGK東口で鉄壁を築いた。
何とか3バックをかいくぐっても、距離のあるシュートは、東口が止める。 リフレクションでもしない限りゴールは無理だ。
前半16分には、広瀬が倒れ込んで、内田が出てきた。 後半勝負所で出て来て盛り上がってイケイケになるより、静かに入られて、ラッキーだなと思った。
前半は、1-0で終了。

後半は、さらに一方的に鹿島に攻められる。
鹿島はサイドからのセンタリングを何本も放り込んできたが、昌子と三浦がすべて跳ね返していた。
凄いのは、余裕があれば、跳ね返さずに胸トラップして、味方に繋いだことだ。 何回かあった。
しかし、情けないことにMF陣がそれをあまり感じていず、すぐにボールを奪い返されていた。 本当に情けない。
ガンバのMF陣は恥を知れと言いたい。

自分はこのまま逃げ切ると思っていた。
「ガンバ、鉄壁ディフェンス誕生で勝つ」というタイトルだなと思っていた。
しかし、後半ロスタイム、右サイドから内田がクロス、ファーサイドに流れたのを、荒木がクロス、右のファーサイドまで飛んできて、犬飼のヘディングシュートが左ゴールポストに当たって入った。
やられた~。
三浦・昌子・ヨングォンの上を飛び越え、藤春の所まで飛んできて、その上から犬飼が押し込んだ。
3人が右に偏り過ぎたのかな? 3人を外されたのが、効いたな。
藤春は、大ミスの横浜FC戦、ハンドの浦和戦に続いて3試合続けて、失点に絡んだ。
お祓いした方がいいよ。

勝ったと思ったのにな。
勝たなければならない試合だった。 内容は勿論悪いけど、納得づくの戦い方なので、勝つことが大事だった。
守り倒しても勝てる自信を持つことが大事だった。 戦い方のヴァリエーションを増やすことが出来るからね。
最後、5-2-2-1にまでしたのにな。 5バックであれだけセンタリングを入れられていたら、ダメだろう。
まあ、予想してたことだけど、Jリーグ屈指のDFラインが誕生した。
しかし、システムで守るのではなく、個の力で守っているだけだけどね。
だから、そこに監督の力はない。

攻撃にしても守備にしても、個の力に頼りすぎていて、チームとしての崩しや守りが出来ていないのがなあ。
まあ、川崎が独走しなければ、トップからさほど離されずに、徐々にチームとしての連携が良くなっていけば、いいんだけど。

もしかしたら、ガンバは守りのチームになるかもね。

(追記)
書き忘れてた。
見てて思ったんだけど、マイボールのスローインの保持率がガンバは、異常に低い。
鹿島戦は特に酷かった。 保持率は2・3割じゃなかろうか。 酷すぎる。
これじゃ、攻撃できないよ。

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