日名倉山 (3) ~まとめ : 残雪の山道を登る~

 岡山県北東部と兵庫県とに境を接する日名倉山1047mに登った(2017/03/25)。
山崎ICで降りて、39号線を北上、429号線へ左折、千種川を渡ってすぐのエーガイヤ温泉の駐車場に車を停めさせてもらう。 45分くらいかかった。 帰りにここで温泉につかる。 53号線を西へ、72号線で北上するのとどちらが良いのかは? 


エーガイヤ温泉の駐車場。 日名倉山が見える。

429号線を歩いていく。 後山が見える。

標識のあるここで左折。

しばらくで、日名倉神社が見えてきた。
風情のある景色。
この左側の道を歩いていく。

登山口の標識が。

少し歩くと、フェンスがある。
このカギの金属棒の重かったこと。
中に入ってから、金属棒を戻すのは不可能だった。 帰りに出てから元に戻した。
小さいロックがあるので、それはしておいたけど。

林道を登って行く。

ここを左へ。
雪が結構残っているのに、危機感を憶えてきた。 アイゼンを忘れたからなあ。

ここが林道終点。
少し進むと沢を渡るのだが、橋の上に雪が残っていて、怖い。

また、沢。
雪解け水が多くて、渡りにくそう。
その先も、雪が多そう。 標高650mくらいでこんだけ雪が残っていたら、これからが思いやられる。
ということで、断念して引き返すことにした。

せっかくここまで来たのになあと悔しがりながら、駐車場へと歩いていると、頂上北側すぐのベルピール自然公園から登ることを思いついた。

ピーヒョロロロと啼く声が聞こえ、見上げるとすぐ上をトンビが舞っていた。

 さて、駐車場に戻ると、429号線で西へ。志引峠を越えた辺りで、ベルピール自然公園への道に入った。

雪かきがされていて、通れた。 感謝。 この写真は、帰りに撮った。

ベルピール自然公園。

建物の右横から登って行く。
案の定、残雪は深そうだ。
踏み跡が少しあったので、それを踏みながら、登って行く。
それでも、時々、ずぼっと足が嵌る。

少し登って、振り返る。

ススキの生えている近くの雪のない所をできるだけ歩く。
つづら折りの道だ。
登れるのかなあと思いながらも、行けるところまで行こうと。
標高差200mとわずかだからねえ。

自然林の中を登って行く。
5人くらいの団体さんとすれ違う。
これで、安心した。 踏み跡がついているということだから。

この標識を左へ。

しばらくで、日名倉山頂上に到着した。
広々とした頂上だ。
50分くらいかかった。 雪がなければ30分くらいだろうなあ。
所々、足がずぼっと嵌り難儀した。
踏み跡がなければ、大変だったろうなあ。

爽快な眺めが目の前に広がっている。

目の前にでんと聳える後山。
雪山は、見る分には、とても美しい。

左手には、那岐山。

右手には、三室山。

さらに右手には、植松山。

東側。 本当ならこちらから登ってくる予定だったのだが。

南側は、木々が少し邪魔している。

 ここで遅い昼飯を食べ、下山した。

 予想外に残雪が多くて、日名倉神社からの登りを諦めた。
正しい判断だった。 酷い目に会う処だった。
ベルピール自然公園から登ることに切り替えたのは、良かった。
ベルピール自然公園から登るのでさえ、少ししんどかったよ。
しかし、頂上からは絶景の雪景色が見れた。
雪を被った山は美しい。
いい物が見れた。 満足。


今回の日名倉山 の登山コースです。

(コースタイム)
駐車場10:50 → 日名倉神社11:05 → 11:40林道終点11:55 → 駐車場12:55
車で移動。
ベルピール自然公園13:25 → 14:15日名倉山頂上14:45 → ベルピール自然公園15:25

日名倉山の登山で出会った樹木を紹介します。

樹木の地点です。


林道脇にミツマタの群落が形成されていた。
花芽が目立っている(地点A)。

ミツマタ。

三叉に分岐を繰り返すミツマタの枝。

銀白色のミツマタの花芽。

美しい立ち姿(地点B)。 頂上の主。

平滑な樹皮。

赤い枝。 カエデ属?。

カラマツ。 日本産では唯一の落葉針葉樹。
カラマツは、すぐ北の後山でも見られた。

網目状、縦に裂けるのカラマツの樹皮。

カラマツの冬芽。

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