今年のJリーグは、年棒に見合った活躍をしたのか?

12月24日、英国のリサーチ会社である『Sporting Intelligence』が2019年版のプロスポーツチームの「平均年俸ランキング」を発表した。

1位 ヴィッセル神戸 157万2238ドル(約1億7203万円)
2位 浦和レッズ 44万7433ドル(約4895万円)
3位 サガン鳥栖 43万1048ドル(約4714万円)
4位 川崎フロンターレ 41万3564ドル(約4523万円)
5位 名古屋グランパス 37万5942ドル(約4111万円)
6位 鹿島アントラーズ 31万888万円(約3400万円)
7位 セレッソ大阪 25万7493ドル(約2815万円)
8位 FC東京 25万4062ドル(約2778万円)
9位 清水エスパルス 24万3140ドル(約2658万円)
10位 ジュビロ磐田 21万4477ドル(約2345万円)
11位 ガンバ大阪 21万1907ドル(約2317万円)
12位 横浜F・マリノス 20万2082ドル(約2210万円)
13位 北海道コンサドーレ札幌 20万1533ドル(約2204万円)
14位 サンフレッチェ広島 19万3946ドル(約2120万円)
15位 ベガルタ仙台 17万7218ドル(約1937万円)
16位 松本山雅 15万261ドル(約1642万円)
17位 湘南ベルマーレ 13万2413ドル(約1447万円)
18位 大分トリニータ 7万581ドル(約772万円)
※数値は平均値で選手ひとりあたりの年俸。1$は109円で換算。

果たして、この年棒に見合った活躍をしているのか? と思い、調べてみた。

このデータを元にグラフを作成してみると、


平均年俸と”勝ち点の偏差値”の関係。 ヴィッセル神戸は、右に大きく外れているので除いた。
赤の点線は、平均ライン。 但し、ヴィッセル神戸を除く。

ヴィッセル神戸は、平均年俸の高すぎて、論外。
このグラフを見ると、成績が平均年俸に比例している訳ではない。
全く相関が見られない。
その原因が、名古屋グランパス・浦和レッズ・サガン鳥栖の3チームだ。
この3チームを除けば、成績は、平均年俸におおむね比例している。
この3チームは、フロント失格だろう。
ただ、浦和はACL準優勝しているので、まあ許されるかな。

横浜F・マリノスの平均年俸の低さに驚いた。
結構外人がいるのにな。 日本人は低そうなメンバーだ。 来年は、上がるだろうけど。
横浜F・マリノスと大分トリニータが、コスパが良かったチームだな。
マリノスは、ポステコグルーがオリジナリティ溢れる攻撃的な戦術を浸透させた功績とブラジル人助っ人のおかげだろう。
2014年に提携したシティ・フットボール・グループのスカウト網が素晴らしく、チームに合ったブラジル人を見つけることができたそうだ。
大分は、片野坂監督の手腕が大きい。 FW藤本が引き抜かれなければ、もっと成績は良かっただろう。

ガンバは、予想に反して、平均年棒が低い。
年棒に合った成績だな。
ただ、シーズン中の選手の出入りが激しかったので、この平均年棒の数値がどれくらい現実的なものか、わからないが。

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