AFC U-19選手権の準決勝で日本代表はベトナム代表を3-0で破って、決勝進出を決めた。
1日遅れでNHK-BSで放映されたので、その試合を見た。
準々決勝でタジキスタンに4-0で勝利し、来年のU-20W杯の出場権を掴み取っていたのもあって、思い切って市丸以外の10人の先発メンバーを変えた。
賛否両論があるところだけど、いいんじゃないかな。
若い世代は、将来誰が成長するか、わからない時代になっている。
北京五輪世代がそのいい例だ。
彼らが、ユースの時から見ていたが、世界に通用するのは、家長だけであとはダメだと見ていた。
ところが、今では家長はイマイチで、自分は下手と見ていた本田が日本代表で君臨し、長友は歴代最高のサイドバックに成長し、岡崎も日本の歴代FWで3本の指に入るまでになった。
3人共、才能ではなく、努力と頭と精神力でうまくなったと思っている。
わからないものだ。
だから、できるだけ多くの若手を経験させるのは、大きな意味がある。
それでも、ほとんどの選手はグループリーグで出ていて、初出場はGK廣末とCBの板倉、町田のみ。
まあ、守りの要3人なので、影響大なのだが。
試合は、日本が一方的に攻めて3-0で勝った。
セットプレーからの得点で、崩しての得点ではないけどね。
さすがに、そこまでの連携は難しいということだろう。
市丸と原のボランチコンビは良かったね。
自分はベストだと思うんだが。
CBまでほとんど攻められなかったのは、ボランチまでで潰せていたから。
原は効いている。
選手交代も市丸に代えて、冨安をボランチで投入。
市丸を休ませ、冨安のボランチをテストする最高の采配を内山監督がした。
もし、決勝で1点リードしていたら、市丸に代えて板倉か町田をCBで投入。
冨安をボランチに上げて、冨安、原、中山、町田で守れば鉄壁になるだろう。
内山監督の采配は凄いわ。
攻撃的MFは、遠藤と長沼だった。
この二人もドリブルが好きだね。
堂安、三好と同じタイプだ。 なんでこの4人を選んだんだろう。
監督は、パス中心の日本には、ドリブルができる選手が必要と考えているんだろうな。
さて、決勝の相手は、イランを6-5で下したサウジアラビア。
ネットで得点シーンのダイジェスト版を見た限りでは、イランよりかなり強い。
3-1とリードしてから、1点差に追い上げられては、追加点で突き放すという展開を3度も繰り返した。
しかも、すべて相手を崩しての得点。
イランはセットプレーからヘディングで競り勝って、ごちゃごちゃして得点というのが多かった。
明らかに、サウジの攻撃力が上だった。
サウジは、いろんな選手が得点しているみたいで、かなり攻撃力がありそうだ。
イラン戦で比較すると、サウジの実力は日本と互角という感じかな。
もしかしたら、日本のCBコンビがサウジFWを完封する可能性もある。
その時は、日本が2-0で勝ちそう。
中2日だからね。
休養十分の日本の主力との差が出そう。
ガチンコ勝負になりそうで、楽しみだ。