イギリスでワールドカップラグビーが始まった。
ラグビーと言えば、大昔、松尾 雄治が明治大学、釜石、日本代表で大活躍してた頃から、熱心に見ていた。
高校ラグビー、大学ラグビー、日本代表と良く見てたなあ。
しかし、サッカーのJリーグが始まった頃からだろうか、あまり見なくなった。
だから、最近のラグビーも選手もあまり知らない。
しかし、今回の日本代表は、少し期待が持てそうなようだ。
エディー・ジョーンズというとても優秀なヘッドコーチが、ジャパンウェイと名付けて、日本らしいスピーディなラグビーを展開している。
ということで、いい試合をしてくれたらな、と第一戦の南アフリカ戦を見た。
南アフリカは、過去2回優勝、現在世界ランキング3位の優勝候補の一角だ。
日本vs南アフリカ
前半
3-0 五郎丸のPKでリード。
3-7 南アフリカがモールでトライ+ゴールで逆転。 南アフリカの圧倒的なモール力。
10-7 今度は、日本がモールでトライ+ゴールを取り返して逆転。
日本は力でなくコンパクトなモール。
10-12 すぐに、南アフリカがモールによるトライで逆転。
この圧倒的なモールを見せつけられて、とても勝てないよ、という気分になる。
後半
13-12 五郎丸のPKで逆転。
13-19 南アフリカがトライ+ゴールで逆転。
日本のタックルミスで防御ラインを簡単に抜け出されてしまい、トライを許す。
今まで何度こういう光景を見て来たことか。 やはりダメかな、という気分になる。
16-19 五郎丸のPK。
19-19 五郎丸のPKでしぶとく同点。
19-22 南アフリカがPKでリード。
22-22 五郎丸のPKで同点。
22-29 南アフリカがトライ+ゴールでリード。
これも簡単に防御ラインを突破されてしまう。
日本は苦労して苦労して点を取っているのに、南アフリカはいとも簡単に点を取って
しまう。
29-29 日本が五郎丸のトライ+ゴールで同点。
これはバックスの見事なパス回しによる日本らしいトライ。
すかっとした。
29-32 南アフリカがPKでリード。
34-32 日本がトライで逆転。 そして試合終了のホイッスル。
最後は、ゴール前で相手の反則。
時間はもう80分で、残りワンプレーだ。
しかし、同点のPKを狙わず、スクラムからトライを狙う。
スクラムのやり直しが続く。 ロスタイムでのプレーだよ。
スクラムトライを期待したが、スクラムが崩れて、展開する。
右に展開して、トライかと思ったが、止められ、今度は左に展開する。
スピードのある飛ばしパスが利いた。
マフィーがハンドオフで一人外して、余ったヘスケスにパス。
ヘスケスが左端に飛び込んだ。
見事な見事なトライ。
奇跡だよ。
同点を狙わず、トライを取りに行った判断。
そして、長い長い連続プレーでミスせず、トライを取りきった精神力。
凄いよ。
なんと逆転が6回。、同点に追いつくのが3回、という大激戦だった。
ラグビーの醍醐味が詰まった試合だった。
前半は、タックルからのラックそして相手FWの突進をタックルして防ぐ。
その連続。 じりじりした闘いが続く。
その合間に、トライとPKが少し挟まる。
これは、強豪同士の試合展開だよ。
後半も基本その繰り返しなのだが、ほころびが生じて、トライが増える。
これも強豪同士の試合。
日本の点の取られ方は弱っちいチームのそれだったが。
それにしても、がくっとくる点の取られ方をしてリードを許しても、しぶとく追いついていった。
素晴らしいよ。
ホント奇跡。
奇跡的な瞬間を見れたよ。