日本人は早熟だった。 ワールドユースでは逆に見えるのに。

 日本代表ドクター、土肥美智子先生に聞く。アカデミーが「骨年齢」を調べる理由 
という記事が面白かった。

 昨季のCLでベスト4と躍進したアヤックスは主将のマタイス・デ・リフトを筆頭に自前で育成した若きタレントたちが躍動し、「育成の勝利」と称えられた。「前倒しの育成」「個別の育成」というのが成功のキーワードと言われているが、そのベースとなっているのが「生物学的年齢」という概念だ。それぞれ成長のスピードが違う子供たちに成熟度に合わせて個別に、適切なトレーニングを組むことで才能開花に繋げた。
という導入で記事は始まる。

その中で、

――人種によっても(成長のピークの時期が)変わってくるんですか?
 「変わるでしょうね。パターンが変わるかはわからないですけど。成熟のタイミングに関していえば、日本人は欧米人に比べて2年くらい早いと言われているので。だから身長が伸びないんですよ。成長に関しては早熟なんです。あとはハーフとか、そういう方は日本人のデータが当てはまらないです」

という部分に驚愕した。
アンダー世代のサッカーのフィジカルを見ていて、日本人は世界的に見てかなり晩熟だとばかり思っていた。
それが、実は2年くらいも早熟だと。
データを見た今でも、信じられないよ。

ちょっと調べてみた。

身長の発育速度曲線(参照

成長の過程で、身長が急激に伸びる時期があって、それを最大発育年齢PHVと呼ぶそうだ。
日本人だと、13歳くらい。 中学1年生くらい。
1年で10㎝も伸びる時期があるのか。

このグラフは、子供を教育する上で参考になるかもね。

確かに、日本人は、欧米人より速い。
そして、アフリカ人はもっと遅い。

けど、よくよく考えてみれば、成長のピーク時期が遅いほど、より大きくなれるような気がする。
もし、13歳でサッカーをすれば、日本人が勝つかもしれないが、成長のピーク時期を越えたU18では、外人の方がよりフィジカルが強くなっているんだろう。
そういうことか。

けど、日本人の方が晩成型が多いような気がするんだけど、なぜなのかな?

ちなみに、成長のピーク時期の前では、技術系のトレーニングを、後からフィジカルトレーニングをした方がいいとのこと。

まあ、一般の日本人は、中学生になってから、部活で体力トレーニングをし始めるから、丁度いい具合になっているんだな。

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