U-22日本代表、攻撃を組み立てられず完敗。 日本0-2コロンビア。

 U-22日本代表は、親善試合で、U-22コロンビア代表と対戦した。


日本の出場メンバー。 定番の3-4-2-1。
司令塔のボランチが不在。

最初は、久保と堂安が個人プレーで勢いよく攻める。
しかし、徐々にコロンビアの前からのプレスが厳しくなり、日本が後ろから繋げなくなる。
コロンビアは、ボールを奪って攻めるという感じだ。
スピードがある。
しかし、さほど脅威には感じなかった。
一方、日本は、攻撃を組み立てられない。
両ウィングにボールが渡れば、後ろに戻すだけ。 菅も菅原もドリブルが出来ない。
ボランチの中山・田中は、縦に有効なパスを入れることが出来ない。
どちらも守備的ボランチだからだ。 中山雄太はもう少し出来るのかなと思っていたら、ボールを取られまくり。
全然ダメだな。 田中碧の方がいい。 同じ守備的でも。
このチームには、司令塔がいない。 柴崎は必須だ。
ウィングがダメ、ボランチもダメ、だから攻撃が前の3人だけになる。
上田もまだまだだから、実質二人だけ。 それでは、さすがに無理。

前半は、0-0。

 後半2分、クロスのこぼれ球をサンドバルが拾うと、PA中央から手前から強烈なシュートを放つ。 大迫が横っ飛びで右手に当てるが、シュートの勢いが勝ってボールはゴールへとこぼれた。
横からの映像だと、しょうがないと思ったけど、ゴール裏からの映像だと、あれだけ右手に当てていたら、弾き出さないとダメだな。
さらに、後半14分、コロンビアが縦にドリブルで運んで、右のフリーのラミレスにパス、ラミレスは内に少しトラップして、コースを作って、グラウンダーの鋭いシュートを決めた。
菅が前に突っ立ってただけの守備で全然だな。

後半17分、ようやく三好と原を投入して、4-2-3-1に変更する。
やっと、攻撃の枚数を増やした。 対応が遅すぎ。 2点目の前に変えるべきだった。
これで、日本が少し攻めれるようになる。
後半36分、堂安が久保からパスを受けて、すかさず前線へ動き出す小川へ浮き球の長いスルーパスを送る。 小川はぴたりと収めて、GKと1対1に、シュートを放つが、惜しくも左のポストに当ててしまった。
絶好のチャンスだったのに。 あれを外すのか。
さらに、食野・前田と投入するが、このまま0-2で敗れた。
つまらない試合だった。

4-2-3-1に変えるまでは、ほとんど攻めれなかった。 酷かった。
3-4-2-1は、攻撃人数が3人になってしまう。 ウィングが攻撃に参加しないと。
ウィングは、攻撃が出来て、守備が出来て、運動量も多いという人材がいないと、ダメなのだ。
U-22には、そんな人材はいない。
守備重視のカウンターサッカーを目指すなら、それもありだが、それでは金メダルは無理だろう。
U-22日本は、2列目に人材が豊富なのだ。
久保建英・堂安律・安部裕葵・三好・食野・遠藤渓太と6人もいる。
彼らの内、2人しか使わないなんて勿体ない。
だから、4-2-3-1にすべきなのだ。
今回、そうしてから、攻撃が機能した。 
今後、u-22も4-2-3-1に変更するなら、このつまらない負け試合も大きな意味を持つことになるだろう。
監督が慣れ親しんでいるから3-4-2-1にするのは、言語道断。
人材に合ったシステムを採用すべき。
今まで、ずっと3-4-2-1でやってきて、それが無駄になる。 何をやっていたんだという批判も起こるだろう。
しかし、それでも決断しないとダメだろう。
ロシアWCでは、ハリルホジッチ監督を直前に変えた。 日本サッカー協会は決断した。 批判覚悟で。
森保監督が決断出来るかどうかだね。
自分は、3-4-2-1でやってきたことがムダとは思わない。
リードして守備に回る時、3-4-2-1に変更する場面が出てくるだろう。 ロシアWCでのベルギー戦の2点リードの時のように。 だから、ムダではない。

食野はやれそうだね。 久保ほどではないが、ドリブルが取られない感を出している。
メンバー争いに食い込んできたね。

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