U-16日本代表、攻め倒して勝って決勝へ。 日本3-1オーストラリア。

 AFC U-16選手権マレーシア2018の準決勝、U-16日本代表は、オーストラリアと対戦した。


日本の出場メンバー。
オマーン戦から、7人変えてきた。

 前半から日本が押していたが、前半7分、右SBの角がバックパスをしたが、緩くてボティッチに取られるそうになるのを、カバーに入った佐古がスライディングで阻止しようとするが、倒してしまい、PK。 それを決められてしまう。
何とも、勿体ない失点だった。
角はその後も良くなかったが、途中からサイドチェンジのパスをうまく出したりして、調子を取り戻したのは、見どころがある。
オーストラリアは後ろから丁寧に繋ごうとするが、日本は前からプレスをうまくかけ、ボールを奪って、攻めまくる。
特に、中野 桂太が気合が入っていて、ドリブルに裏へのラストパスとチャンスを連続して演出。 極めつけは、ドリブル突破からの強烈なミドルシュートが凄かったが、惜しくもバーを叩いてしまう。
チャンスの連続だったが、このまま0-1で終了。

 後半、頭から青木に代えて、西川を投入。 青木が唯一消えていたので、交代すべきと見ていたが、頭からとは思わなかった。
西川の投入でさらに攻撃に勢いが増した。
得点は時間の問題と見ていたが、後半14分、PA右でパスを受けた唐山が相手に寄せられながらも、捻ってファーに蹴り込んだ。 センスを感じさせるシュートだった。 これで同点。
さらに23分には、ゴールキックをカットした中野桂太からの縦パスをPA手前で受けた唐山が、DFをかわしてファーに流し込んだ。 これで、逆転。 決まったと思った。
後半32分には、右サイドからのグラウンダーのアーリークロスに走り込んだ三戸舜介が、蹴り込んだ。
三戸は、何度かゴール前に走り込んでいて、それが実った瞬間だった。
そして、このまま逃げ切った。

 オマーン戦がベストメンバーで、この試合は控えメンバーが多かったが、今大会ベストな試合をした。
一方的に攻め倒して、内容的には圧勝した試合だった。
前からのプレスが良かったし、皆のボールを貰う動きがいいね。 ボールを保持したら、周りの選手が必ず、フリーな位置に動いている。 また前の選手も裏へ動き出しているみたいだし。
個人の技術は突出したものをそこまで感じないが、ボールを貰う動きがいいね。
連動性がアップしてきた感じがする。
決勝は、誰を使うか迷うんじゃないかな。 それぐらい、素晴らしかった。

 唐山は今大会出場した4試合すべてでゴールを記録、5点を取った。
ラッキーボーイになってると思っていたが、オマーン戦のゴールとこの2ゴールは、とてもシュートセンスを感じさせるゴールだった。
ガンバユースの選手だけど、この選手は将来どうなるかわからないけど、面白いよ。
中野 桂太は、目立ったねえ。 ドリブルもいいし、何よりシュートのパンチ力が凄い。
GKは、何と第3GKの佐々木を使って来た。 出来るだけ全選手を起用している育成年代と言えども、第3GKを使うのは初めて見た。
しかし、佐々木は落ち着いてプレー出来ていた。 これなら起用するのも納得だ。

 前回大会の久保世代に比べて、大分落ちると最初の頃は感じたけど、段々良くなってきた。
チーム全体としていい、という感じだね。
次の決勝のメンバーを予想したくなった。

唐山は、前からのプレスもかなりやっていたから、疲労を考慮して、途中投入だと思う。
中野圭太は疲労が、成岡は怪我が心配だが、問題なければ、先発だろう。
角も全試合出てるようなので、SBだけに疲労が心配。 あのミスも疲労が原因かもしれないからね。
さて、決勝は、多分韓国相手となるだろうけど、楽しみだ。

ちなみに過去5戦の出場メンバーは、

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