日本代表は、キリンチャレンジカップ2019でエルサルバドル代表と対戦した。
日本は、トバゴ戦に続いて、3バックを採用してきた。
但し、両WBに原口と伊東 純也を使う超攻撃的な布陣。
前半から、日本がボールを支配する。
そして、両WBがたまに縦に仕掛ける。
伊東 純也は、ボールを持って、余裕がある。 成長しているねえ。 堂安よりいいんじゃないか。 スピードがある分。
ただ、もっと仕掛けまくるんじゃないかと期待していたけど、しなかった。 無理だったのかな。
それでも、停滞感が漂い出した前半19分、冨安がDFラインの裏へロングパスを出し、永井が抜け出す、寄せてきた2人のDFに追い付かれたが、深い切り返しでマークを外し、中に持ち込んでシュートを放ち、ニアサイドを打ち抜いた。 先制。
永井が取るとは。
さらに、前半41分、今度は畠中が前に出て、パスを受け、DFラインの裏へロングパスを出す、抜け出した原口が滑り込みながらマイナスに折り返すと、ニアサイドに走り込んだのは永井がダイレクトでゴールに流し込んだ。 やるじゃないか、永井は。
前半は、2-0で終了。
後半早々、永井が肩を脱臼、大迫を投入、続いて室屋・中山を投入して、4バックに変更する。
そして、後半22分、中島 翔哉と久保 建英を投入する。
後半28分、いきなり久保が魅せた。 右サイドのスペースでボールをもらうと、寄せに来たDF2人の間をドリブルで割って入ってPA右に進入して、シュートを放った。 GKにセーブされたが。
その後も、周りが見えていて、気の利いたプレーをする。
特に、後半46分、中島から久保、大迫勇、中島へワンタッチでパスを通したプレーが圧巻だった。
最後、縦に走り込んだ中島がドリブルで抜け出そうとしたところを倒されたけど。
久保のワンタッチパスが角度がきつくて、難易度が高かったな。
試合は、このまま2-0で終了した。
結果は、良かったんじゃないかな。
2-0だし、チャンスの元となったのは、DFの冨安と畠中からのDFライン裏へのロングパスだった。
特に、冨安は2度のサイドチェンジとなるロングパスを通していたし、冨安の成長は凄いなあ。
安定感が抜群なのも、凄く安心して見ていられる。
ただ、超攻撃的布陣を敷いたにもかかわらず、両WBからの攻撃は物足りなかった。
シャドーとWBの連携がなかったのが、原因かな。
ちょっとオレオレのプレーが増えすぎている気がする。
3バックで通すかと思ったら、4バックに変えた。
試合の途中で3バックから4バックに変更するテストまでやった。
さすがだな、森保監督は。
それにしても、久保 建英は、素晴らしいな。
久保がこのチームで一番巧く見えた。 代表で早くも存在感を示したねえ。
実際には中島が一番だけど、中島が霞むくらい、久保にボールが集まった。
ボールを貰える位置に動けているからだろう。 そこが久保が頭のいい所。
その辺のサッカーセンスが抜群なんだよなあ。 今まで前線の選手ではいなかったよ。
技術も凄いけど。
久保はトップ下に入ったが、右に流れることが多かったかな。
久保は右サイドの方がいいような気がする。 堂安があぶれるけど。
堂安は成長がストップしている気がする。 自信満々なだけで。
この久保建英で、史上2番目のA代表デビュー。
一番は、市川大祐の17歳322日。 勿論見てたけど、久保建英より早かったとは驚きだな。
岡田監督の大胆な起用があったからこそだけど。 まだ2試合しかJリーグに出てなかったそうだから。
その後、オーバートレーニング症候群になってしまったけどねえ。
久保は、コパでもやってくれるんじゃないか。
堂安が選ばれていないから、主力として出るだろうし、中島とどういう連携を築けるか、南米の強豪に無双出来たら、凄いことになる。 楽しみだな。 夢物語とは限らないからね。
そして、そのままヨーロッパのチームに行くかもしれない。
Jリーグを面白くする意味でも、行って欲しいね。
ただ、ビッグクラブからレンタルではなく、試合に出れるチーム行って、そこからステップアップしていって欲しいね。