日本代表、FIFAランク27位、ポット3を死守せねば。

 FIFA(国際サッカー連盟)は12月10日、最新のFIFAランキングを発表した。
森保一監督率いる日本代表は、前回と順位変動なく27位でAFC(アジアサッカー連盟)勢1位の座をキープした。

FIFAランクについては、以前記事を書いた
2018年8月16日発表のFIFAランキングから、Elo(イロレーティング)の計算方法に基づき、正しいランキング算出方法に改善された。 だから昔と違って信用出来るランキングである。
それと共に、ロシアWCからこのランキングに基づき、出場国を4つのポットに分けてグループ分けされるようになった。
ロシアWCでは、日本はポット4だったので、グループ内のチームは全て日本より上の順位のチームとなった。
これが、ポット3に入ると、日本より順位の低いチームと同グループとなるので、より勝ちやすくなるのだ。

さて、今回のランキングは、

(南米:橙、北中米:青、アフリカ:緑、アジア:黄、欧州:無、に色分け)

ポット3に入るためには、24位以内に入る必要がある(各ポットは8チーム)。
日本は27位で、もうちょっとと思いきや、実は今でもポット3に入れるのである。
24位以内でもWCに出れないチームがあるためである。
WC出場国枠は、南米4.5、アフリカ5 、欧州13、北中米3.5、アジア4.5、オセアニア0.5、開催国1 である。
欧州13と南米5は全てポット3以内に入ると仮定して、開催国(ポット1)と合わせると、計19チームになる。
出場国で24位以内になるのは、残り5チームとなる。

現在、日本は27位だけど、日本より上位のチームは、欧州南米以外では、メキシコ・セネガル・アメリカ・チュニジアの4チームで、日本は5番目。
すなわち、日本はギリギリ24位で、ポット3に入れるのである。

これは、ちょっと驚き。
そして、日本は、このままポット3を維持できる可能性が結構高い。
それは、ランキング算出方法による。
ランキング算出を大きく左右するのは、WC予選と各大陸選手権である。
従って、大陸内の国の中でポイントが上下することになり、例えば、チュニジアとアルジェリアの順位が入れ替わっても、両方が日本より上に来る確率は少ない。

従って、大事なのは、日本はアジアでNo.1を死守すること。
これは、必須だろう。
それには、WC予選で負けないこと。 負けたり引き分けたりしても、最後にグループリーグを勝ち抜けばいいではなくて、全勝するつもりでやって欲しい。 ポット3に入るために。
WC出場権を獲得すればいいではなくて、WCでベスト8を目指すには、予選からの戦いがあり、そこで全勝しなければならない。
今、日本はぎりぎりの順位なので、負けられないよ。 引き分けも良くないね。

ここで、日本の順位の変遷をみてみよう。

新ポイント制度以降の日本の順位

日本は、アジアカップ19/02準優勝で、大きく順位を上げた。
その後の変化は小さい。 親善試合では、あまり変わらないのだ。 ポイントの割り当てが小さいので。
大きく変わるのは、WC予選と各大陸選手権。
日本がここからさらにポイントを増やすのは、多分難しいと思うけど、予選を全勝すれば、結構上がると思う。
期待したいね。

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