J1第32節、ガンバ大阪はホームでベガルタ仙台と対戦した。
ガンバはボールを保持しながら攻めるが、仙台は鋭いカウンターで対抗。
前半8分、ロングボールをヨンゴォンが後ろにそらしてしまい、長沢が抜け出して、東口と1対1に、長沢はループシュートを放つもゴールを外してしまう。 超決定機だった。 助かった。 長澤は東口を意識してしまったのかな。
さらに前半10分、アーリー気味のクロスを長沢が巧く三浦の前でヘディングシュート、ゴール右隅に飛ぶも、東口がファインセーブで防ぐ。 立て続けの2度のピンチを切り抜ける。
お互いに攻める面白い試合展開になる。
前半は、0-0で終える。
後半になると、かなりガンバがボールをかなり支配した。
前からの切り替えが速かった。
ボールを取られても、すぐ取り返す。 だから、ガンバが一方的に攻める。
切り替えが速かったのは、ひとえに井手口のおかげ。
井手口がインサイドハーフで前にいるから、前から取り返せる。
宇佐美やアデは守備をしないから。
井手口は神出鬼没で、基本右サイドだが、左サイドでも顔を出し、全コートをカバーせんばかりの運動量だった。 疲れ知らず。
井手口は、完全復調に近いな。
もう一つ、ロングパスによるサイドチェンジが頻繁に見られた。
小野瀬と藤春がサイドに張って、そのボールを受ける。 特に小野瀬からの攻撃が効果的だった。
そして、後半24分、宇佐美がバックパスのこぼれ球を奪って、右サイドを駆け上がり、スライディングに来たDFも振り切って中へ、GKと1対1になり、中に走り込んできたアデを見ながら、鋭いシュートをニアサイドに突き刺した。
宇佐美の正確なシュート。 またもや宇佐美の本領発揮だ。
続いて、後半32分、井手口からの浮き球を、宇佐美がさらにDFの頭上を越える縦パス、そこに走り込んだのはアデミウソンが、GKとの1対1でループシュートを放ってゴールを決めた。
ほぼ試合を決めた。
あと、2度ほど決定機があったが、決めれず、このまま試合終了。
倉田も怪我が治ったのか、途中出場で出て来た。 倉田がいると、さらに攻守に鋭さがアップする。
小野瀬もいいね。 巧い。 プレーが正確で、ロストするような無理なプレーはしない。
代表に選んで欲しいが、レギュラークラスには勝てないか。 でも国内組の東アジア選手権なら、呼んで欲しいな。
小野瀬には、代表レベルのプレーを体感して欲しい。 さらにレベルアップするよ。 その可能性がある。
後半は、今シーズン一番の出来だったと思う。
いい試合だった。
宇佐美の正確無比の鋭いシュートとラストパス、そして井手口の前線からの切り替えの速さとそのカバー範囲の広さ、宇佐美と井手口が完全復調してきた。
こうなったら、ガンバは強いよ。
もう、シーズンも終わるが。