J1第29節、ガンバ大阪はホームで川崎フロンターレと対戦した。
3バック。 3バックの方がいいとの判断かな。
1ボランチだと矢島、ダブルボランチだと遠藤と宮本監督は決めてるようだ。
宇佐美とアデが負傷でFWに渡邊と小野瀬を起用してきた。
前半5分、左で小野瀬が縦パスを通そうとするが、相手にカットされ、それが足元に戻ってきたので、強烈なミドルシュートを放つ。 クロスバーに当たって、その跳ね返りを渡邉が落ち着いて押し込んで、先制。
いきなりの先制点だった。
しかし、その後は川崎がボールを支配して、回される。
しんどい展開になる。 予想されたことだが。
ガンバも時々カウンターをするが、川崎の切り替えが恐ろしく早くて、あまり攻めさせてくれない。
いつまで耐えれるかな?という展開で、前半は耐えた。
0-0で前半終了。
後半も同じで、やはり耐えれなかった。
後半6分、車屋のクロスをLダミアンが競り合う、その前へのこぼれ球に大島が飛び出し、東口をかわす浮き球のシュートを放って同点。
さらに、後半18分、家長が右サイドに侵入した上で、さらに裏へ短いパス、走り込んだ登里が弱い中央への折り返し、Lダミアンがニアサイドで相手の前に入ってボールを収め、右足を振り抜いて、逆転。 三浦がなぜか右側に足を出して、反対側に交わされた。 なんだ?あのプレーは。 訳がわからん。
こりゃ、ダメかなと思ったんだが、
後半20分、右サイドへの展開、ボールを受けた小野瀬が右サイドから狙いすましたクロス、これを倉田が頭を振りぬいて、ゴール左に決めた。 同点。 倉田が頭を振りぬくヘディングシュート。 驚きだよ。 前回、アデも頭を振りぬくヘディングシュートを決めていた。 チームで練習でもしてるのかな?
倉田は、振りぬいた頭を相手DFの頭にぶつけて、気を失って倒れた。 ボクシングでKOパンチを喰らったみたいに。
あれは、ヤバかった。 その後立ち上がったが、絶対変えろ、選手生命にかかわるかもしれないぞと見ていたら、ちゃんと担架で退場となった。 無事だといいんだが。 ガンバの大黒柱だからね。
小野瀬は、流石だな。 プレーの精度が高い。
その後にもクロスの場面があったが、蹴ったら相手DFの足に当たる場面で、もう一度前にボールを少し出してから、クロスを上げていた。 普通の選手ならそのまま蹴る場面だったが。 小野瀬はボールを大事にしている。 最近見ていて、そう感じる。
相手に当たると思ったら、無理にパスを出さず、キープする。 巧い選手が多いガンバの中でも相当巧いよ。
ルヴァン杯準決勝・札幌戦、決勝進出を逃した試合後は「ホテルで引きこもっていた。本当にショックだった」。帰阪後も「まだショックです。こんなに引きずるのはプロに入って初めてかも」と口にしていた。
えっと思った。 ルヴァンで負けてそんなに残念なの?と思った。 それだけ、タイトルへの思いが強いのか。少し意外だった。 小野瀬が必死になると、さらにワンランクアップするかもね。 どっか、ノホホンとしている所があるから。
この後、選手交代もあって、少しオープンな展開になった。
川崎のカウンターが鋭くて、2度ほど家長に決定的なシュートの場面があった。 右足でのシュートに追い込んだので、外してくれたが。 井手口が中盤で交わされて、危ない場面があったが、井手口が最後まで走って追いすがった場面があった。 あそこで頑張ったので、家長は右足のシュートになった。
井手口の運動量が目に付くようになってきた。 井手口は疲れ知らずだからね。
ただ、移籍前はもっと出足が鋭かった。 早く全面復調して欲しいね。 リハビリ期間中だね、後期の。
試合は、このまま、2-2で終了。
最後のゴール前のFK。 ヨンゴンがゴール前に正確な短いキックを蹴ったが、走り込んだパトリックが外した。
ガンバは、よく引き分けたよ。
ボールを回され、かなり危ない場面もあったし、なかなか攻められなかったからね。
逆転されてから、めげずによく追いついたよ。
僅差の降格争いだから、この勝ち点1は大きいんじゃないかな。
福田を使っているのは、いいね。
期待している。 派手さはないけど、着実に成長して欲しいね。
左サイドで田中碧との1対1を完全に読み切られて、縦へのボールを奪われたのは、やられた。
田中碧の方が1枚上だった。 その後、仕掛けられなくなり、家長相手にもリズムを崩していたのは、残念だった。
めげずに頑張って欲しい。