ガンバ、ガチンコ勝負で分ける。 G大阪1-1鹿島。

 J1第14節、ガンバ大阪はホームで鹿島アントラーズと対戦した。


出場メンバー。

いい戦いが出来ているメンバーを起用。 
ただ、菅沼ではなくヨンゴォンを使ってきた。
がっかりだな。 使わなければならない裏の理由でもあるのかな?
そして、ウィジョではなく食野を使ってきたのには、驚いた。 ただ、使いたくなる過去2戦のプレーぶりではあったけどね。

 前半、中盤での激しいプレスの掛け合いになった。
そこは、鹿島が上手のはずだけど、ガンバの方が押していた。
若手は素直に監督の指示通りにプレーするんだろう。
前半7分、矢島からの縦パスを受けた食野がPA左からニアにシュートを放つ。 これは、GKに防がれるがいい感じ。
そして、前半13分、小野瀬がクロス、クリアされるもアデミウソンが競り合いながらうまく拾って、シュートを打てと言わんばかりの短いパス、それを食野がここしかないというコースに強烈なシュートを放って、ゴール右上に突き刺した。
食野は、宮本監督に抱き着きに行った。

その後も、激しい球際の戦いが続く。
このまま、前半終了かなと思ったが、前半43分、サイドへ展開されたボールを小野瀬がヘディングしようとしたが触れず、安西に入れ替わられて、PA左に進入され、土居に横パス、土居はボールを流して、矢島を交わして、シュート、ゴール左下に決められる。
技ありのプレー。 矢島にはついて行ってほしかったが。
同点で、前半終了。

後半は、徐々に鹿島ペースになった。
ガンバが疲れてきたのもあるし、安部・レアンドロの投入で攻撃を強めてきたのもある。
最後は防戦一方になり、かなり危なかったが、何とか逃げ切った。

またも、引き分け。 しかし上位相手だし、内容も緊迫した戦いが出来ていて、良かったと思う。
ガンバは、上位相手だと気合が入ったいいプレーをするけど、下位相手だと球際で戦わない気の抜けたプレーをするという感じだな。

3バックでこのメンバー。 段々良くなってきていると思う。
今日は守備の固い鹿島相手だったので、福田や食野が、なかなかドリブル突破させて貰えなかった。
しょうがない。
福田は、守備も頑張るし、なかなかいい。
高江もプレスはいいが、小野瀬との連携が良くないな。 もっと、小野瀬を使えと言いたい。
途中で入った田中達也は、ドリブルで抜けれなかったけど、相手がいてもうまくセンタリングを上げるね。
ウィジョが中にいれば、効果的だと思うけど。

そして、なんと言っても良かったのは、食野だ。
解説の福田さんが盛んに褒めてたけど、ボールを受ける姿勢がいい。 半身に構えて、すぐ前を向ける姿勢になっている。
そして、シュートが強烈かつ正確だ。
ドリブルも取られる気がしない。 後半疲れたのか取られてたけど。
そして、引き分けに終わると、うつ伏せにしゃがみこんだまま立ち上がらなかった。
今に賭ける食野の思いが伝わって来た。 若手はこうじゃなくっちゃ。
正直、食野の覚醒の予感がする。
急成長だよ。 食野は堂安と同い年。 五輪代表に呼ばれる可能性ありだね。

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