ガンバ大阪、クズ試合をなんとか勝つ。 G大阪3-2仙台。

 J1第16節、ガンバ大阪はアウェーでベガルタ仙台と対戦した。

先発メンバー。
最近は、ダイヤモンド型が定番。

 前半、ガンバは流れるようなボール回しでベガルタを攻め立てる。
前半9分、裏へ抜けたアデミウソンに倉田がロングパスを通して、そのクロスが増嶋に当たってオウンゴール。
少しラッキーだった。
これで、仙台も気落ちするだろうし、楽勝かと思った。
しかし、その後がダメだった。

 クズ試合と呼びたくなった原因は遠藤だ。
前半だけで、4~5本は前へミスパスを繰り返した。
こんなことされたら、リズムは狂うし、疲労感は半端ない。
どうした、遠藤。
最近、前へのスルーパスが滅法減ったなと感じていたし、ここに書いてもいたんだが、今日はトライしてたんだが、ことごとくミスパスになった。
こんな、酷い遠藤は見たことない。
年齢による運動量やスピードの低下ならわかるが、パスの精度が落ちるのがわからない。
片方の視力が落ちているとか、何か悪い所があるんじゃないか。
次の鹿島戦は、中3日だし、先発は外した方がいいよ。

 遠藤の不振により、完全にベガルタのペースになる。
しかし、前半は1-0で終了。

 後半もベガルタのペースだったが、後半25分、ガンバは、カウンターから藤本のスルーパスに反応したアデミウソンが、ペナルティエリア右脇で折り返すと、上がってきた井手口がダイレクトでシュート、ゴール右へ決めた。

うまい試合運び。 勝負あったと思ったんだが。
ここから、ベガルタが猛攻をかける。
蜂須賀と中野が両サイドから攻め立て、石原や西村が絡んでくる。
後半31分、蜂須賀のクロスを、西村が右足で合わせて、シュートを左隅に決めて2-1。
さらに、後半35分、右CKのボールが流れて、大岩が蹴り込むと、東口の股下を抜けて同点に追い付かれた。

 何をしてるんだ。
そりゃあ、あんだけ攻め立てられたら、点が入ってしまうよ。
その後も、攻め立てられて逆転されるかヒヤヒヤしてたんだが、後半46分、藤本のFKをファビオがバックヘッドで合わせてネットを揺らした。 単に合わせてコースを変えただけでなく、ボールを後ろに叩く素晴らしいゴールだった。

今日のファビオは獅子奮迅の働きだった。 今日のMVPだ。
好調な相手FWクリスランを完全に抑え込んでいた。 逆にファウルを貰うくらいだったからね。
そして、このまま3-2で逃げ切った。

 勿論、一番大事な結果は、粘り強い勝負強い勝ち方で、素晴らしいのだが、遠藤の7~8本のパスミスが今日の試合をクズ試合にした。 
そして、この遠藤の不振は、今後のガンバに暗い影を落とすよ。
それでも、最後、金を投入して3バックにシステム変更、機能したかどうかは何とも言えないが、試合巧者度を高めているのは、間違いない。
まあ、今のJリーグは拮抗していて、チームの調子の波が激しい。
だから、こういう苦しい試合を勝つチームが強いのかも知れないが。

 期待していたアデミウソンは、まだまだだけど、ここぞという所でのプレーはさすがだね。
それにしても、井手口は素晴らしいね。 どこにでも顔を出して、プレスをかけまくっている。
凄い運動量だ。 そして、ゴールを挙げたように、攻撃にも絡んでくる。
ガンバの大黒柱になったよ。 今、一番欠かせない選手だ。 東口以外で。

 ベガルタのサイドの中野はいい選手だね。 大分やられた。

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