ガンバ大阪、ラストパトリックで勝つ。 G大阪1-0神戸。

 J1第14節、ガンバ大阪はアウェーでヴィッセル神戸と対戦した。

先発メンバー。

 ニュースで知っていたが、契約延長をしないパトリックの先発起用には驚いた。
しかもワントップ。 4-2-3-1の布陣。 久し振りじゃないかな。

 神戸のプレスが厳しく、またこぼれ球をことごとく神戸に拾われたため、ガンバはなかなかリズムに乗れなかった。
パトリックは、らしさが出ていたねえ。
スピードとフィジカル。 1年ぶり近くなので、点は取れなかったが、やれるところを見せた。

前半は、両者、決定機はなかったかな。

 後半も同じ感じ。
後半7分、パトリックに代えて、長沢投入。
後半17分、初瀬に代えて、藤本投入。
初瀬は、FKとCKを任されていたが、精度が全然なかった。 センタリングやパスでも。
唯一のいい所が全然ダメ。 長谷川監督も辛抱強いなあ。
後半25分、倉田が左サイドからニアサイドへクロスを供給する。飛び込んだ長沢がダイビングヘッド決めた。

倉田のシュートと合わせて、2度の決定機の内、一つを決めた。

 終始、ガンバのカウンターは、神戸の鋭い出足に潰され、ことごとくこぼれ球を拾われた。
ずっと、神戸ペースだったと思う。
ニウトンのアイデアが怖かったが、それ以外は怖さがなかったかな。
このまま、1-0で終了。 ガンバが勝負強く勝った。

 パトリック。
そこそこやれるじゃないか。 ACLで残っていたら、十分戦力として使えてた。
それにしても、不思議な起用だね。
長谷川監督の温情だとは思う。
パトリックは、勿論ガンバ3冠に大貢献してくれたし、翌年の中東への誘いを断って、ガンバに残ってくれた。
今まで、どれだけエースストライカーを中東に奪われてきたことか。
そういう意味でも、恩義に感じていたんだろう。
これで、怪我明けでもパトリックはやれるとJの他チームに知らせることができたんじゃないかな。
どこか、取るチームが現れると思うよ。 そのアピールが長谷川監督の狙いだったんじゃないかな。
どんだけ、お人良しなんだと思わないでもないが、それがこれまでの貢献に対する感謝の念だと思うし、他の外人選手もこれを見ていると思う。 ガンバに好印象を持ってくれて、今後の移籍に有利に働くかもしれない。
多少お人良し的でも、長期の信用を大事にする日本人らしい行動かもしれない。

 遠藤が守備で奮闘していた。 少しいいパスも出していた。 ちょっと戻ってきたかな。
堂安は活躍できなかったが、それは二人がかりの厳しいマークを受けたから。
厳しいチェックを受けても、競り合いながら力強いドリブルが出来ていた。
成長している。 次はやってくれるというプレー振りだった。
今野はまあまあ。
井手口が戻ってきたら、どういう布陣になるんだろう。 楽しみだなあ。

 丹羽 大輝が、広島に移籍するみたいだね。
残念。 CBの3、4番手なんだけど、来季のACLを考えたら、残って欲しかったけどね。
長谷川監督が、ターンオーバーをする意思を見せていたら、残ってくれたと思うんだが。
今は、出番が少なすぎる。 ちょっととは言え、日本代表にも選ばれた選手。
出番がないのは、才能の飼い殺しになってしまうから、希望されれば、出すのもしょうがない。
確かに、CBは運動量が少ないから、ターンオーバーをせずとも行ける面はある。
しかし、怪我があるからね。 鹿島も植田の怪我でピンチに陥った。
だから、丹羽がいてくれるのは、心強い。 そのためには普段使っておかないとダメ。
長期的に考えたら、そういうことになる。 単なる温情ではなくて。
また将来性のある誰かを補強するとか、西野を戻すとか、色々考えないとね。

 ま、勝てて良かった。
勝ったから、パトリック起用が問題にならずに済んだ。 目出度し目出度し。

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