この前、テレビ東京のFOOTxBRAINでジーコが出演していた。
鹿島のこと、日本でのプレー・代表監督での思い出などを語っていた。
ジーコは、凄いプレーヤーだったけど(1982年スペインWCのブラジルの黄金のカルテットを見てるからね)、知性派でもあるからね。
聞くに値することを語ってくれる。
あれだけ、日本サッカー界に貢献してくれたけど、ドイツWCでの失敗でボロカスに言われて、それが付いて回っているのが残念でならない。
番組の最後の方に、日本代表がワールドカップで優勝するためには?という質問に対して、
日本人は技術とセンスは高いものがある。 非常に成長したと。
しかし、メンタルに大きな問題がある。
例えば、日本のペースで試合をしていたとしても、1点取られると、まるで別のチームのようになってしまう。
あれだけやれていたのに。 そこまで落ちてしまうのか?と。
長い間日本でやってきたけど、それが1番の問題、特徴ですね。
日本は、技術やフィジカルの話ばかりされるけど、ジーコはメンタルの弱さが問題だと言っている。
確かにねえ、ドイツWCのオーストラリア戦、1点リードしてたのに、追いつかれただけに留まらず、一挙に3点も取られて、逆転されてしまった。
ブラジルWCでは、コートジボワール戦では、ドロクバが出て来て雰囲気が変わったのにびびって、わずか2分間で2点を奪われ逆転負けを喫した。
これらの酷い試合がなかったら、グループリーグの結果も違っただろう。
しかし、このメンタルの問題は、自信の無さから来るのであって、訓練とかでは改善が無理で、国民的に変わらないとダメだと思う。
第二次大戦の敗戦によって植え付けられた罪の意識を払拭しないことには、無理だろうなあ。
日本人は、誠実でエゴイズムが少ないから、他の国ではありえないほど過剰な罪の意識を持ってしまったからねえ。
侍のメンタル、明治維新の頃の日本人のメンタルを持てれば、世界トップのメンタルになって、それだけでアドバンテージを持てるだろうに。
2050年までには、技術は少しずつアップしていくだろうけど、メンタルはどうかな?
現状では無理だと思うけど、世界も激動しようとしているから、変わることを信じたいな。
生きている内に、日本が優勝するのを見れるかな?